また1週間が経ってしまった。というより1年も経ってしまった。東日本大震災からだ。あのころのことを思うと何ともいえない重苦しい気持ちになる。こういう言い方は適切ではないかもしれないが。

私は東京にいたわけだが、駅のホームも暗く、繁華街の夜も街灯を落とし、昭和30年代40年代の夜のようだった。いつだったか、去年の暮れか今年の始めかに、何かの特別番組で例のポポポポーン!のCMを流していて、それを聞いた途端そのころの気分に引き戻された。一瞬にしてだ。音楽の力をあまり有難くはない形で思い知らされた。

もちろん、そんな中でも日常の悲喜こもごもがあったわけで、それなりにバカもやっていた。それでも3月11日から数ヶ月は、全体のトーンとしては重苦しいものだったろう。特に関東以北は。

世の出来事が皆、必然ならあの大震災にも大事な意味があるのかもしれない。あとになってわかることかもしれない。犠牲者が約1万6000人、行方不明者を入れれば約2万人、そんなもんに何の意味があるのか、といったムキもあるかもしれないが、先の世界大戦にしろ、湾岸戦争イラク戦争にしろ、関東大震災、チリ地震、スマトラにしろ、フランス革命、文化大革命にしろ、ムー大陸、アトランティスの沈没にしろ、人類に襲いかかった、あるいはしでかした災難は数限りなくある。その犠牲者の数はもはやカウント不可能だ。

それらに何の意味もないならば、この世はなんと愚かで無根拠であることか。といったニヒリズムはもう流行らない。というか必要がない。意味を見つけなければならない。創造しなければならない。と思う。私は、その意味は始めから決められているのではないかという立場です。いまだおぼろげではあるが、それでもおぼろげにくらいはわかってきたようだ。現在はそんなところでしょうか。

それとも関連があるが、最近、宮台真司氏が標榜する、「任せて文句を垂れる社会」から「引き受けて考える社会」へ、「空気に縛られる社会」から「知識を尊重する社会」へ、には大いに共感する。「社会」の部分を「会社」とか「組織」「個人」とあてはめてみればいい。こういった変化というか志向に関しては、すでにコルマンインデックスにおいて指摘、提起されている。コルマンインデックスはすでに知っている人も多いだろうが、スウェーデンの科学者カール・ヨハン・コルマン博士が、博士なりに「マヤ歴(マヤカレンダー)」を解釈したものだ。博士は、マヤ歴には9つのサイクルがあり、各サイクルに7つの「昼」と6つの「夜」があるという。コルマンインデックスの解説に関しては、人気ブログ『ヤスの備忘録』でも知られる高島康司氏が有名で、第一人者だ。詳しく知りたい方は高島氏のブログか著作を参照するといい。ちなみにブログではここから数回にわたって解説されている。

マヤ歴は、2012年12月21日(あるいは23日)に終了するという解釈がもっぱらで、その日に世界が滅亡するとかなんとかといったことにもなっているわけだが、コルマン博士によれば、2011年10月28日にマヤカレンダーは終わる。つまり、最終サイクルである第9サイクルの第6の「夜」が、日本時間でいえば2011年10月29日午前10時に終了するということだ。というか基本的にはもう終了した。なぜ基本的にかというと、その後コルマン博士が解釈を若干変更したからだが、大枠では大差ない。私はそのとき幸運にも高島氏の勉強会に出ていた。そのへんのことは以前ブログにも書いた。いろいろ不思議なこと、バカボン山田さんの高次元情報が本物であるだろうことなどについて書いた。

マヤ歴が終わって何が起こるのってことだが、高島氏のメルマガから抜粋する。有料のメルマガなので全文は載せられないが、要点だけ引用する。

(以下引用)
日本時間の10月29日、午前10時をもってコルマンインデックスは終了した。コルマンインデックスは特定の日に起こる特定の出来事を予言するものではない。もとより、コルマンインデックスの終了点で世界が破滅することを主張するものではまったくない。
コルマンインデックスは、2011年10月28日のマヤカレンダーの終了点で、今後の変化を主導する主要なトレンドの種がすべて出揃うとする解釈である。コルマンインデックスの終了後には、こうした種が急速に成長・発展し、右脳と左脳のバランスのよい統合のもとに築かれる統合意識に合致した状態へと、既存の社会や経済が根本から変化すると見られている。したがって、大きな変化はむしろこれから起こると考えられるのだ。

それはどのような変化なのだろうか? すでに過去のメルマガで紹介したが、それらは次のものである。

人間の意識の変化
1)物欲や他者の支配を欲する権力欲が衰退し、人間関係に最大限の喜びを見いだす意識状態になる。
2)将来の計画を志向する目的合理的な行動が希薄になり、生きている「いま」に最大の幸福を感じる意識に変化する。
3)競争で勝利し、権力を追い求める強い自我を持った権力型の人格から、多くの人を対話で説得できる対話型の人格へと変化する。
社会システムの変化
4)ピラミッド型の階層構造やそうした構造に基づく権力型の組織が崩壊し、メンバーの協調によるフラットなネットワークの組織が社会のあらゆる側面を担うようになってゆく。
5)無限の物欲の再生産と、無理な成長を強いる消費社会から、社会の実質的な必要性に基づいて生産する実質的な経済へと移行する。
6)根拠のない幻想的な価値に基づく金融資本主義から、必要なものとサービスの生産を中心とした実体経済に移行する。
7)第6サイクルの意識に基づいた古い社会集団への帰属意識の衰退と、国家の弱体化と消滅に向かう流れが出現する。
思想の変化
8)特定の民族のアイデンティティーに過度に固執する民族意識や国家主義が衰退し、普遍的な人類意識が出現する。
9)左翼と右翼、保守と革新というように二極に分化した見方から、どんな対立した見方にも共通点を見いだし、対立を統合する総合的な知へと移行する。
10)人間の外部に存在し、人間を支配する超越的な存在としての神の概念から、一人一人が神や仏の一部であることを実感する方向へとシフト

(以上引用)

まさしく、というか、その通りだとしかいいようがない。実際に私のまわりには上記に当てはまるような考え方、行動をとる人たちが大勢いる。そういう人たちと最も気が合うし、楽しく、未来に可能性が満ち満ちてくるのがわかる。

だから先の宮台センセイの、「任せて文句を垂れる社会」から「引き受けて考える社会」へ、「空気に縛られる社会」から「知識を尊重する社会」へ、にも共感したわけです。特に「知識」は必須必要なもので、バカボン山田さんも言ってるように、「恐怖」は「無知」からくる。ちなみにこれはジョン・レノンの言葉です。私の目の前でバカボン山田さんに降りてきました。恵比寿のワイン屋でバカボン山田さんと小麦ちゃんとで飲んでるとき、私が、なんで恐怖なんてものがあるんだろう、と呟いたら、バカボンさんがじっと動かなくなったなあと思ったら、ジョンがこう言ってると。

話がそれた。
知り合いの編集者(ちなみにこの人はどうしてもヤクザにしか見えない)も同じようなことを言っていた。この人は怖いもの知らずというか、何でも出版する人で、マジかよってものを出版するので、何回か警察のごやっかいにもなっている。彼いわく、人は見えないものに怯える。何だかわからないものに対して、臆病な人は勝手に幻想を創る。怖い怖いとなる。幽霊の正体見たり枯れ尾花じゃないが、ちゃんとした知識があればなんてことないものをおのれの無知からバカげた化け物に仕立て上げてしまう。これは、病気や人間関係、仕事上のトラブル、果ては天変地異の類いに至るまで、なんでもあてはまるようだ。知識や情報を精査しないで、自分の無知と想像力だけで解釈するととんでもないことになる場合もある。ましてや、大メディア、テレビとか新聞だけの情報しかないと、誤情報に振り回わされる。だけならいいが、場合よっては騙される。常ねにオルタナティブを持つことが大事だ。第3の道。選択肢を多く持つということ。決めつけない。いいことだったらまあそれもアリかもしれないが、ネガティブなことにはオルタナティブを持ったほうがいい。そうではないこと、方法、道etc。

このことについては、ヴァジム・ゼランドも言っているし、リチャード・バートレットも言っている。ひとつのことに自分を全部賭けないこと。失敗してもなんでもいいように次の手を作っておくことが大事だ。勝ち目がなさそうなゲームからはさっさと降りて別のゲームを楽しむという手もある。勝ち目がないなら別の目にかければいいだけのことだ。今、資本主義という大きなゲーム場自体が崩落しようとしている。崩壊とまでいかなくとも、スタイルが変わって、実体のあるもの・サービスを中心とした小規模なものになっていくだろう。私は、崩れ落ちてゆく大遊技場の中で刹那的なギャンブルを楽しむというのも実は嫌いではないし、ちょっとだけ心くすぐるものがあることも否定できないが、それに全財産(私にははないが)、全生命を賭けることがいかにバカげたことかくらいはわかる。宴が終わったらみんなでトボトボどこかに帰っていかなくちゃいけないのだ。そういう場所を創っておかなければならない。そこでまた遊べばいいじゃん。

量子物理学では意識が現実を創るということは常識だ。「観測者効果」「波束の収縮」「コペンハーゲン解釈」、このへんで検索すればいくらでも出てくるだろう。今、目の前で生起している「現実」は自分の「心」が創っている。知ったかぶりも私のレベルだと誤解、曲解を招きそうだから控えるが、ゼランドで言えば重要性を下げる、仏教的、とくにGLAの高橋信次氏的に言えば八正道、バートレットも確か中庸(ちゅうよう)ということを言っていたと思う。これらはいずれも同じことを言っているのだと思う。ゼロポイントフィールドだ。そこからすべてが生起していく根本の場。可能性の海。そこに立ち返ることが一瞬でできるようになれば、あらゆる現実を一瞬にして創造することができる。思わしくない出来事も一瞬で修正される。過去も未来も現在の一瞬一瞬に畳み込まれているので、過去も未来も一瞬で変わる。すごいですねえ。そんなことできるんでしょうか。でも量子物理学の最先端では、量子テレポーテーション、つまり「どこでもドア」の研究がされていて、たしか2005年の時点で20年以内に完成されるだろうっていわれてたくらいだから、もはやSFどころか、人間の想像力と創造力はやはりイコールなのだ。だったらジョン・レノンの「イマジン」の世界も実現可能で、そんなのムリだという人がいたとしても、ジョンじゃないけど、でも想像くらいはできるだろうって言いたい。

2012年12月のハルマゲドン? 世界の滅亡にしたって、いったい世界のどれくらいの人々が本当に望んでいるというのか。みんなが望まなければ、想像すらしなければ、それは来ないのではないか。『日月神示』だって、戦(いくさ)は将棋くらいにもなると言っている。ヘタすりゃジャンケンくらいのものになるんじゃないだろうか。よくない予言や預言はそれを回避するためにあるという説もあるくらいだ。

あなたが四角いビルの屋上の角にいて、下を覗いたらそれぞれビルの壁に沿って猛スピードで車が走っていて、このままだと両者は角で出くわし大衝突をしてしまう。本人たちにはわからないが、上から両者を見てるあなたにはわかる。火を見るより明らかにわかる。あなたは両者に携帯電話でも使って予言することができる。このまま行けばあなたたちは正面衝突してしまいますよ、と。両者が予言を無視すればそれは起こるだろう。でも、ちょっと止まって考えて対策を練ればそれは起こらないだろう。
大難を小難に、無難にしたいものですね。

前回の記事のコメントさんから触発されて、今回は昔のTV番組のことについて書くつもりが何でこうなるのか。それと世界各地で起きているという空?から発せられる大音響について。これは『In Deep』さんや先の『ヤスの備忘録』で取り上げられている。ちょっと思い当たることがあって書こうと思ったのだが、また次にしましょう。

2 thoughts on “大難を無難に”

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    量子力学は、私には全くもって興味の外でしたが、
    たまたまアマゾンで見つけて買った 『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法 』という本が結構面白くて、その中に量子物理学からのアプローチというか、考え方が書いてありました。
    ”ゼロポイント”というのも、この本で初めて理解しました。
    私は、2005年から2006年にかけて、紙に書いた望みが半年ですべてかなっていた と言う経験をしました。
    家を持つ、会社を辞める、独立して自分の会社を持つ 
    これらがすべて実現してました。(書いたことも忘れていて、あとから書いた紙が出て来て驚きました)
    にもかかわらず、前以上に経済的に追い詰められている。
    これは、その先を思わなかったせいなのか?
    自分の潜在意識に問題があるのではないか? 
    お陰でずいぶん色々な本も読みました。
    スピリチュアルに足を踏み入れたのは、経済的な困難がきっかけです。
    こういう人は多いでしょうね。 
    (私は足を踏み入れてまだ1年ちょっとですから、ずいぶん遅れていますが。)
    今回やっと、この本によって一つ答えが得られたような気がします。
    そういえば、この本をアマゾンで見つけるきっかけとなったのが、このブログの過去記事でした。興味を持った事をあれこれ検索していて、出あいました。
    ありがとうございました。
    過去記事から合気柔道 というものに興味を持ち、検索しました。
    達人の技を、いくつかU-tubeで見ました。
    そういえば、何か突出した達人という存在は、神秘体験をしている方が多いようですね。
    今まではあまり公にされてきませんでしたが、達人やら偉人と言われた方たちがどんな神秘を経験して開眼(?)したのか、焦点を当てたら面白そうです。
    ブログというのは、 別の視点、 別の世界を知るきっかけになりますね。
    でも、下手をすると一日中ネットサーフィンで終わってしまうので、お気に入りもずいぶん整理しました。
    バカボン一家とこちらはキープしてます。^^
    更新、楽しみにしています。
    では、

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    すぽ様
    コメントありがとうございます。
    > たまたまアマゾンで見つけて買った 『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法 』という本が結構面白くて、その中に量子物理学からのアプローチというか、考え方が書いてありました。
    へえ、どんな方法なんでしょう。私も読んでみます。
    > 私は、2005年から2006年にかけて、紙に書いた望みが半年ですべてかなっていた と言う経験をしました。
    すごいですね。必然だったのでしょうか。
    > にもかかわらず、前以上に経済的に追い詰められている。
    >
    > これは、その先を思わなかったせいなのか?
    > 自分の潜在意識に問題があるのではないか? 
    こういう人は多いと思いますよ。
    お金とはずいぶん昔からつき合ってきたわけですから、
    長年寄り添った腐れ縁のカップルのようになかなか別れられないのかも。
    もちろん、別れたいと思っていることが前提ですが、
    ドラスティックに関係性を変えるというのも手ですね。
    > 今回やっと、この本によって一つ答えが得られたような気がします。
    ともあれ、そういう本はありがたいですね。
    > そういえば、この本をアマゾンで見つけるきっかけとなったのが、このブログの過去記事でした。興味を持った事をあれこれ検索していて、出あいました。
    > ありがとうございました。
    これは大変嬉しく、励みにもなるお言葉です。
    こちらこそ、ありがとうございます。
    > 過去記事から合気柔道 というものに興味を持ち、検索しました。
    > 達人の技を、いくつかU-tubeで見ました。
    最近はなかなか稽古できないのですが、動画にあるようなことは本当に起こります。
    > そういえば、何か突出した達人という存在は、神秘体験をしている方が多いようですね。
    > 今まではあまり公にされてきませんでしたが、達人やら偉人と言われた方たちがどんな神秘を経験して開眼(?)したのか、焦点を当てたら面白そうです。
    面白そうですね。企画してみましょうか(笑)。
    偉大な発見者はたいがいスピリチュアル系ですね。
    ベンゼンも夢から、アインシュタインでさえ最初の発想は精神性を優位に置いています。

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