だるまさんこちら向かんせ世の中は月雪花に酒と三味線…とまあ、こういきたいものです。

頭がない?

更新の間隔が空き始めたゾ。空き過ぎる。前回が 12 月だから去年だ。すでに年があらたまりさらに 1 カ月経っている。こないだまで正月気分で酒飲んでたのにもう 2 月だってよ。まあ、私は日本全国酒飲み音頭みたいなバカだからなんとか気分には基本的に関係なく酒飲むがね。

そう言えばこないだ、久しぶりにというか初めてに近い形で記憶をなくした。起きたら自宅のベッドで額にタンコブができ、唇が切れている。額は今でもかさぶたになってる。唇は治った。なんじゃこりゃ!と叫びながら居間に行くと、カミさんと娘が無表情に座っており、カミさんが無言で携帯で撮った動画を見せる。な、な、なんだ? と見ると、大酔っ払いの私が腰も立たず居間に横座りし、恐ろしくも気味悪いにやけたツラでへらへらしながら何か語っているのだが、何を言ってるのかさっぱりわからない。横で娘が早く寝ろ!と叫んでるのはよくわかる。これは誰だ?ととぼけて聞いてももはや笑いも起きず、聞くと、昨夜遅く、突然自宅に電話があり、西荻の駅まで送ってきたのだが、ご主人が酔って歩けないのでタクシーで自宅まで届けたいが、自宅はどこか?と、見知らぬ人から連絡があったと。いや、見知らぬ人というのはウソで、カミさんも会ったことのある超有名ブロガー&作家の Y さんなのだ。

いいからそのままほっといてください、いつものことですから、と非情にもカミさんは言い放ったらしいが、心優しい Y さんは、そうもいかずと言ってくれ、しょうがないので、俺はムリ!と言下に断った長男の代わりに娘が駅まで迎えにというか私を引き取りにきたんだと。娘が言うには、Y さんに抱えられ、じっと立ってることもできないような状態の私が、へらへらと何かを娘に話しかけはじめ、いいから早く行こう!と言う娘と軽い押し問答になり、自動改札を続々とすり抜けていく地元の人たちの好奇のまなざしを浴びる中、とんでもなく恥ずかしかったんだと。いかにも、見る人 100 人中 100 人が間違えようもなく、酔っ払った親父を娘が迎えに来た図だったと。自転車で迎えに来たと言うが、そんな Y さんにしがみつかなきゃ立ってらんない状態の私が、どうやって家まで帰ったの不思議だったが、なにやら恐ろしい予感がしたので聞かなかった。

もちろん Y さんには謝罪の連絡を速攻で入れた。いや、珍しいですよ、そこまで正体不明になったとは。で、全然覚えていない。Y さんの知人の韓国人がやってる焼肉屋で飲んだのだが、チャミスル(知ってます? 韓国の焼酎)を飲み始めてからおかしくなった。記憶がない。チャミスル自体は本場韓国でしょっちゅう飲んでたし、めちゃくちゃ酒の強い韓国の知人相手に互角に煽ってもたいしたことなかったのに(ちょっとはあったが)、いったいどうしたことか。日本のチャミスルがなにかへんなのか、Y さんたちと話した超スピリチュアルな話題に当てられたのか、って、やはり私の体調が悪かったのか、あるいは本当に酒が弱くなっちまったんだろうな、きっと。人のせいにしちゃいけない。酒やめようかなマジで。やめないまでも、控えめに言っても控えようかな酒を。人に迷惑をかけだしたらいけないわな。ちょっとしばらくの間、この問題に関しては真剣に考えてみようと思います。いやほんと。

というわけで、おでこにかさぶたつけたままこの記事を書いてるのだが、書くことはたくさんある。あるんだけども、どうせまたとっちらかるので、ひとつだけ。ダグラス・ハーディングのことだ。この人はとんでもない人だ。なのにあまりメジャーでもない。どういう人かについては検索すればネットでも YouTube でも出てくるので、そうしていただくとして、簡単に言えば、我々の本質とは何か?といったことを簡単な実験を試すことで、私たちが直接体験できる方法を考えたということだろうか。古今東西の聖者が残してきた悟り的な言葉を、現代ふうにわかりやくすく翻訳したと言ってもいいかもしれない。翻訳は違うか。まあ、ハーディングのその画期的な方法論をうまくビジュアル化したリチャード・ラングという人の動画が YouTube にあるので、その一部を紹介します。このシリーズは 4 部作で、それぞれ 1 の A と B、2 の A と B というふうに二つにわかれてるので、動画としては全部で 8 つある。ほかにも、YouTube にはダグラス・ハーディング本人の動画もあるし、解説的なものもたくさんあるので、興味のある人は見てください。もう知ってる人は知ってるのだろうが。

紹介するのは、一番わかりやすい部分の 1 の B。これ見て興味があれば最初から見ればいいし、ほかの動画にあたるのもいいんじゃなかろうか。これは、へたな自己啓発とかではない。自己探求。我々には、頭がないのですよ。

これは、私個人的には、半田広宣氏の活動、ひいては私が稽古している合気にも関係する重要なことがらを含んでいるのだが、そのへんはまた書いてみます。なんか宣伝めいたイヤなもの言いになったような気がしないでもないが、誤解しないでくらはい。

 

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