だるまさんこちら向かんせ世の中は月雪花に酒と三味線…とまあ、こういきたいものです。

『酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting』vol.47 「緊急対談!コーリー・グッドの真実 1-2」

人気ブログ『ヤスの備忘録』でもおなじみ、
社会分析アナリストの高島康司氏をお招きして、

1 世界で今、起きていること
2 人間の新たなる「精神性」「意識」「思考」

について、飲みながら自由闊達に話すシリーズ。
基本的に毎週更新。

〇『酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting』第47回
「緊急対談!コーリー・グッドの真実 1‐2」

ゲスト:高島康司氏
聞き手:西塚裕一(五目舎)
2016年5月19日 東京・八王子「鳥良商店」にて収録

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(前回からの続き)

ヤス たとえば2010年、東日本大震災の前、民主党政権ですね。菅首相だった。鳴かず飛ばずの政権でしたが、今から見ると、日本はだんだんと相当右傾化します。いわゆる天皇制国家の樹立を唱える「日本会議」がバックアップするような政権が座につく。国家というものを前提にして国民を組み込むような、明治憲法型の憲法へと持っていこうとする勢力が日本の政治を牛耳るようになります。あらゆるところでヘイトスピーチが容認されます。自衛隊と米軍が完璧に一体化してしまいます。集団的自衛権が認められて、憲法が無視されます。

そう言ったときに、5年前の人たちの常識では、バカ言え!だったと思う。なおかつ、東日本大震災のような津波は、これは絶対起こりますよと言えば、まあ、いずれはね、という感じだったと思うんですね。

そういう枠組みで、これが現実認識なんだと。この常識が当たり前なんだと信じている人間、言ってみればフレキシビリティーをなくした人たちです。ことごとく滅びるんですよ。怖いんです。だから、常識ほど危険なものはない。

西塚 僕もそう思います。言葉は悪いですが、常識はそのときの宗教だと思ってますから。信仰ですよ。常識信仰。

ヤス おっしゃるとおりだと思います。だから、いかに頭を柔らかくするか。

西塚 だから、信仰でもいいですよ。もっと暴論を吐けば、そのつど新しく信仰を作ればばいい。信仰という言葉は、あまり使いたくないですけれども。要するに、フラットであるべきだし、オープンであるべきだという。そこさえ間違えなければ、自分のことしかなかなか言えないですが、そこさえオープンにしておくと、間違いもわかるんですね(笑)。

ヤス いや、それはよくわかる。今、多くの年配者、50代、60代、70代の人たちと話してるんですが、世界観は80年代ですよ。冷戦構造のときの世界観ですね。

西塚 いや(笑)、それはちょっと大げさじゃないですか…

ヤス 本当に、そう。特にアメリカに関してどう思うかと聞くと、出てくるんですね。ああ、この人はまだ80年代に生きてるなと。

西塚 30年以上前ですね。

ヤス よく滅びないで、ここまでこれた。

西塚 それはラッキーだと思ったほうがいいですね(笑)。運がいいですねと。

ヤス 世界の多極化なんて考えられない。親としてのアメリカですよ。もっと言うとね、『三丁目の夕日』の世界がまだあると思っている(笑)。

西塚 こう言っては申しわけないですが、そういう人たちにとっては、そのまま自分が死ぬまでは、そういう世界であってほしいでしょうね。

ヤス まあ、確かにそうなんですね。だから、それ以外のものは全部否定するんです。

だから今はね、陰謀論だ、オカルトだと言われてるようなことが、一年も経たないうちに全部現実化してくるというような時代に、われわれは生きてるということなんです

西塚 本当にそう思います。

ヤス だから今回、オリンピックなんかもそうだと思うんですね。東京五輪招致委員会、東京にオリンピックを招致するために、2憶2000万円を不正に払ってたと。場合によっては5億円まで拡大する可能性があると言われてる。

オリンピック候補地選考前にね、金銭緒授受とか、不正なことをやってオリンピックの候補地になったところは、開催が撤回される。もし、これが証明されるとですね、東京五輪は中止になるわけですよ。白紙撤回。国際オリンピック委員会の規定でそうなっている。

西塚 そう言えば、この間の松原(照子)さんの講演じゃないですが、東京オリンピックは無事に開かれますか?と、要するにテロとかはないですかと、年配の女性が彼女に質問したんですね。そうしたら、まあ、何やわからんけどね、東京オリンピックが開かれるかどうかもわからんよと、チラッと言った。ひょっとしたら何ごとかが起きて、ポシャる可能性もありますね、これは。別に松原さんの予言を信じるということではなく、あのような人も何かを感じてはいるらしい。

ヤス 五分五分になってきた。それで、日本政府は危機感がないんですよ。ボーッと見てるけど、今、フランス検察の調査がどんどん進んでてね、もし金銭授受の事実があったと証明された場合、日本は不当な金銭の授受によってオリンピックの候補地を買ったということになるわけです。そうすると、国際オリンピック委員会の規定に反するので、その時点で中止になる可能性がある。

一昨日のデイリー・メール紙にですね、イギリスの大手のタブロイド紙ですが、東京が中止になったら次の候補地はどこなのかという題名の記事が載った。それはロンドンだと。

国際オリンピック委員会は、すでにインスタンブールとか、マドリッドであるとか、立候補した諸都市に開催する意志があるかどうか打診したらしい。でも、あと4年しかないので、あまりにも準備期間としては短い。だから自分たちのところでは無理だと断念したというんです。

ただ、ロンドンは2012年にオリンピックをやっているので、施設はそのまま全部使えるということで、おそらくロンドン開催になる。

西塚 何か今回、僕は東京オリンピックって現実感がないんですね。

ヤス わかります。僕もね、ないと思ってる。僕はちょっと逆に読んでいて、ほら、安倍さんがプーチン大統領に会いに行ったじゃないですか。それで、必ず“やられる”と。おそらく安倍政権の命取りになるようなことが起きるのではないかと。どこかで何かが出てくると思って見ていた。

今回、東京五輪開催が中止になって、ロンドンになるというふうになると、国際的には安倍政権の責任が問われる。だから、おそらく政権は続けられないんじゃないかと思う。

西塚 無理でしょうね。かといって次もないんですが…

ヤス それでシンクタンク系のレポートを見ると、麻生

西塚 麻生太郎?

ヤス ピンチヒッターで。

西塚 ああ…

ヤス 安倍政権が続けるためには、参議院選挙の前までに、何か仕掛けるということでしょう。

西塚 今日の新聞を見ると、消費税増税延期はいいんですが、同日選挙になりそうですね。

ヤス 同日選挙が決まった段階でですね、いわゆる五輪の白紙撤回の圧力がものすごい勢いで進んでくると思う。その同日選挙日の前にですね、たとえば7月の前半であるとか、6月の終わりになったときに、本当に東京五輪が中止になるかどうかというギリギリのところまで追い込まれる。

西塚 佐野なんとかさんのエンブレム問題にしてもケチがついてるし、今回の東京五輪は何かヘンな流れだなというのはありましたね。普通はもっと舞い上がって、これが80年代だったら日本中で盛り上がって、ワーッといくんでしょうが、それは時代も違うので言ってもしょうがないですが、何となく気持ち悪い。

だから、まあ、やるんだろうけども、何かヤだなとは思ってました。今のお話を聞くと、ますます無理というか、むしろ止めたほうがいいんじゃないかくらいに思えてくる。無理やりやっても、テロでも起こってドツボにハマるかもしれないので、一回キャンセルしたほうがいいんじゃないですかという(笑)。

ヤス まあ、確かにね。今回アメリカ側は、安倍さんがプーチン大統領と会うかどうか、実際にロシアとの関係を強化する路線になるかどうかをずっと見てたんですね。それがはっきりしたので、一連の不正疑惑問題が出てきた。

今回は、WADA(World Anti‐Doping Agency)という世界反ドーピング委員会があるんですね。で、WADAというのは、あきらかに欧米の国策機関ですよね。間違いなく。政治的な意図で運営されてる機関ですが、あそこから文書が出てきたわけです。

いわゆるディアク氏というね、国際陸連のドーピング疑惑に絡むいわくつきの人物がいますが、その文書を調べてたら、たまたま今回のことが出てきたという。そんなわけないだろうと(笑)。前から知ってるだろうと。

西塚 どう考えても、安倍さんがそこまで、外交的にも根回しも含めて、そんな交渉力があるとは思えないし、ブレーンに強者もいないでしょうから、ただの思惑で個人的に突っ走っちゃった結果に近いんじゃないですかね。わからないですが。

ヤス 突っ走ったんだけども、どの都市でもやってることかもしれないし、でももし今回、安倍・プーチン会談が実現せず、日本側のほうがかたくなに拒否してロシアにすり寄らない方向をとっていたら、こういうことにはなってなかったと思う。

ヒラリーは選挙を降りる!?

西塚 でも、ヤスさんはぶっちゃけ、個人的にどう思われますか? 僕は、それでいいと思ってるんですよ。じゃないとまたアメリカの、要するに今までのパラダイムの中に舞い戻っていくだけのような気がするんですね。

ただ、そのリクスはわからないので、いいかげんなことは言えないんだけども。どうなってくるのかはわからない。トランプも今回ですね、大統領になったらキム・ジョンウンと会うと言ってるくらいですから(笑)。

そう言えば、実際、今回のケンタッキーとオレゴンでは、サンダースとヒラリーはかまり競ってたらしいですね。一応、ジョン・ホーグ博士の予言によると、サンダースはないだろうと言ってますが、今回の『五目通信vol.2』にもヤスさんに書いていただいたように、ホーグは「5%の未確定性」があると言ってる。

だからひょっとしたら、その未確定性というのは、前回の「おやすぴ」でヤスさんがおっしゃってたように、ヒラリーが途中で選挙を降りて、トランプとサンダースの一騎打ちということなのかもしれませんね。

ヤス あり得ますよ、十分にね。ちょっと話を分けるとね…

西塚 あ、ごめんなさい、話が散漫になってしまって…

ヤス いえ、話を分けると、オリンピックを降りる。降りざるを得ないところまで追い込まれる。ただその結果、ある意味でロシアとの関係が強まった可能性がある。これは、いいか悪いかという価値判断で言えば、僕はいいと思うんですね。それは僕は西塚さんと同じ意見です、基本的には。もっと言うと、オリンピックなんて立候補しないでやればよかったんですよ、初めからね。

それと、大統領選挙に関しては、本当に未確定の5%が大きくなるかもしれない。今、FBIによって、ヒラリーの私用のメールサーバーが押収されてですね、2万数千件のメールが全部FBIの手にわたって、分析が進められてるという段階なんですね。その中でヒラリーも相当、国家的な謀略に関わっていることが明らかになってきた。

西塚 それは、例の「アラブの春」も含めたことですね。

ヤス リビアのカダフィ政権を打倒する秘密工作に、ヒラリー自らが関わってたことがだいぶわかってきた。そのときにカダフィ政権が持っていた膨大な、140トンほどの金塊があるんですね。なぜそんなに金塊を持ってるかというと、カダフィは北アフリカの原油を輸出してたんですが、金によって価値をバックアップされた新しい新通貨を発行しようとしてたんですね。そのための母体となる金をずっと備蓄していた。

それを全部、ごっそり奪ったということがはっきりしてる。メールによって。それがカダフィ政権を潰すための大きな目的だったということもメールでわかった。そうなってくると、ヒラリーは大統領候補を降りざるを得ないどころか、罪に問われる

これは本来、議会に対する報告がないといっさいできないことなんです。全部、秘密工作として行なった。これは、1980年代に「イラン・コントラ事件」という大スキャンダルがあったんですが、それ以上の大きな問題になってくると。そうすると最悪の場合、国家反逆罪に問われかねないというわけですよ(笑)。

西塚 それはヒラリーもあの歳だし、耐えられないでしょう。

ヤス だから、大統領候補を降りて罪を全部免除されるか、大統領候補を続けて国家反逆罪に問われるのか。でも民主党のほうとしては、共和党の党本部がトランプを共和党の候補にしたくないように、バーニー・サンダースだけはイヤだと(笑)。絶対に認めない。だから今、バイデンを候補にしようとしてるようです。でも、バイデン候補になったとしても、トランプ相手に勝ち目はないじゃないですか?

共和党の大会が行なわれるのが7月ですね、民主党も同じような時期に行なわれるんですが、それまでに「未確定の5%」が、場合によっては95%になる可能性がありますよ(笑)。

西塚 そうですね。ジョン・ホーグも7月になればもっとはっきりするだろうと。前の『五目通信』のvol.0でもうすでに言ってましたからね。

ヤス ジョン・ホーグってすごいですね、あれは。

西塚 いやあ、すごいですね。びっくりします、本当に。あとクリフ・ハイWeb Bot。あれもすごく貴重だと思います。あれを訳しているのは、日本ではおそらくヤスさんのもの以外にはないじゃないですか。

ヤス ないと思う。確かに。

西塚 あれはみんなにもっと読んでほしいですね。僕は、クリフ・ハイという人はわりと好きなんです。

ヤス それでね、今回のコーリー・グッドのインタビューの中で出てくる本で、ブルー・エイビアンズの思想を著した本があって、『一なるものの法則』というんです。その内容が、ビリー・マイヤーの本の内容とそっくりなんですよ。

続く

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