2月も今日で終わりだ。
天気がいいね。

1冊、本を校了した。
長らく絶版になっていた『誰も書かなかった高橋信次』という書籍だ。
この本はだいぶ前に、版元からプリントアウト版を取り寄せて読んでいた。
そして、うなったのである。

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ちなみに、本書のPDFテキスト版の案内こちらだ。

PDFテキスト版には、特典として著者・菅原秀氏のインタビューも付いている。
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書籍『誰も書かなかった高橋信次 巨星の実像』PDFテキスト版
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(表紙、まえがき、目次、第一章抜粋)

特典付録 著者・菅原秀氏インタビュー
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(冒頭部分)

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高橋信次という人は、おそらく一般の人はほとんど知らないだろう。
GLA(ゴッド・ライト・アソシエーション)という宗教の創始者である。
もともとはコンピュータ機器を扱う会社の社長であり、実業家だった。
ところがある日、啓示があって、この世の法を説くことになる。

とは言え、いわゆる抹香臭い宗教や破壊的なカルト、
ペダンティックな研究会とも違い、
当初は家族関係や病気など、
いろいろな問題で困っている人たちの相談にのっているうちに、
高橋信次の噂を聞いて日本中から人が集まるようになる。
そうした人たちの中には、
本職の宗教家や大きな宗教教団の幹部の人たちも多く含まれていた。

高橋信次は相談料などをとることもなく、
分け隔てなく多くの人の相談にのっていたが、
ある大きな教団が丸ごと帰依することによって(3万人)、
組織化せざるを得なくなり、GLAとして宗教法人化することになる。

あまり長々と説明してもしょうがない。

詳しくは本書を読めばいいのだが、何が言いたいかというと、
この書籍には、ある驚愕すべき霊能力を持ったひとりの人間の生き方と、
そうした人間に依存していく“信者”の言動、立ち居振る舞い、
そして宗教団体が形成されていく様子が、
当時現場でまざまざと見聞していた著者によって、
生々しく描かれた恐るべきドキュメントである、
ということだ。

何が恐るべきかというと、
さまざまな超常現象の実態と、
そうした現象に魅入られていく人々、
高橋信次を神格化して、高橋信次に声をかけられたり、
認められることだけに執念を燃やす人間たちの内面描写、
そして高橋信次の死後に巻き起こるGLAの狂騒ぶり、
果ては高橋信次の出自にまつわる謎など、
実に客観的かつジャーナリスティックな読み物として、
見事に描き切っていることだ。

しかも相手はあの、高橋信次なのである。
オウム真理教の麻原彰晃や、
今をときめく幸福の科学の大川隆法をはじめ、
多くの新興教団にとんでもない影響を与え続けている、
あの高橋信次なのである。

私は高橋信次という人に以前から興味を持っていた。
古い世代なら、平井和正の「ウルフガイシリーズ」や、
「幻魔大戦」はご存じだろうし、
平井和正絡みでGLAを知ったという人も多いだろう。

私は、もちろん高橋信次の名は知っていたし、
ある種カリスマ性を持った宗教家で、
多くの人間に影響を与えたことくらいの知識はあったが、
たぶん大本の出口王仁三郎関係を調べていて、知ったのだと思う。

そして、これは何で読んだかいまだに思い出せず、
以前のブログでもそのことを書いて、
読者の方から、
その話の出典は何かと質問を受けたのだが、
どうしても見つからない。

それは、デイヴィッド・ホーキンズ絡みの話だったと思うが、
デイヴィッド・ホーキンズって知ってますか?
世界でベストセラーになった『パワーかフォースか』の著者だ。
いわゆるキネシオロジーを利用して、
人間の意識レベルを測定する方法を開発した人である。

オーリングテストみたいなものですね。
片方の手で親指と人差し指で輪っかを作り、
もう片方の手で何かを触る。
たとえば、タバコとか添加物バシバシの食品とかを触ると、
固く結んだ輪っかをいくら力んで閉じようとしても、
第三者によっていとも簡単に開けられてしまう。

逆に体にいいものを触ると、
いくら第三者が輪っかをこじ開けようとしても、
ビクとも開かない。
あれだ。

だからオーリングテストは、
自分にとっていいもんかどうか、何でも測定できる。

これは輪っかじゃなくても同じで、
片手を横に水平に上げておいて、何でもいいから、
その人にとっていいかわるいか測りたいものを口で言わせる。
そして、オーリングテストと同じように、
第三者が腕を下におろせるかどうかでわかるのだ。

たとえば、私は〇〇が好きです、などと言って、
本当に好きであれば腕は下がらない。
潜在意識でも無意識でも、自分が気がついていないだけで、
本当はきらいであれば、
腕はいくら頑張っても簡単に下げられてしまうのだ。

そうやって、ホーキンズは人類の意識のレベルを調べた。
まあ、ここはそんなに長く解説するところじゃないな。
とにかく、そうした意識のレベルを同じように調べる団体があって、
ウロ覚えなのだが、たしかイスラエルかどこかの団体だったと思うが、
彼らが、世界中の偉人たちの意識のレベルを徹底的に調べたのである。

ホーキンズによると、
意識のレベルは1から1000まであって、
たとえば、

20  恥
30  罪悪感
50  無感動
75  深い悲しみ
100  恐怖
125  欲望
150  怒り

途中はしょるが、

350  受容
400  理性
500  愛
540  喜び
600  平和
700~1000  悟り

となっていて、
その団体が調べたところ、
人類で最高レベルを示したのが何人かいて、
イエス・キリストと釈迦と、
ラーマクリシュナもそうだったかな、
あとマザー・テレサはいた。
そして彼らはたしか900だったのだ。

それで、日本人としてだったか、現代人としてだったか、
あるいは人類としてだったかがわからないのだが、
日本の高橋信次が一番高かったということなのである。

それで、たしか日本に調査にきたとか何とか…
そういった記事を読んだのだ。
だから高橋信次に興味を持ったわけだが、
その出典がどうしてもわからない。
読んだことは間違いがない。
もし、どなたかわかる人がいたら教えてください。

まあ、話が微妙にズレたが、
とにかく私は高橋信次が気になり、
ほとんどの著書を読み、
いろいろと調べたことがあるわけである。

しかし、著書などで本人の言いたいことはよく理解したつもりだったが、
どういう人だったのかとなると、今ひとつよくわからなかった。

超人・高橋信次にまつわる奇跡の話はいくつもあるが、
人間・高橋信次に関する資料がほとんどないのである。
ただただ「すごい人だった」という話はゴマンとあるが、
どういうときにどう言って、どんなことをしたのか、
といったエピソードめいた話がないのだ。

この本は、人間・高橋信次を描いた唯一の本である。

だからこそ当時、
私はすでに絶版になっていたこの本のプリントアウト版を手に入れ、
読み、初めて人間・高橋信次に触れて、うなったのである。

しかも、奇跡とされた数々のこと、
人の過去生を次々と言い、
言い当てられた人々が自分でもわからないうちに、
過去生の言葉、たとえば古代のインド語(コーサラ語)や、
ムー大陸の言葉などを話すありさま、
高橋信次の体から金粉が出てくるありさまなども、
生々しく描かれている。

この本を読むだけでも、
いわゆる自称・霊能者が、
いかにインチキとまではいわないまでも、
何かしら妙なものが憑いていて、
その“もの”の力に頼っているかがよくわかる。

ひとつだけ言えば、
相談者から相談ごとを聞く霊能者は、
ほぼインチキである。
と言ってもいいかもしれない。

高橋信次は相談者が話し出す前から、
すべてを知っていた。
相談にくることすらもすで知っているのだ。
見ず知らずの相手に対して、

「あなたは長年教師をしていましたが、
仕事のほうはしっかりやっているのに、
自分の家庭をここまで不調和にしてしまいましたね。
娘さんの病気を作ったのはあなたです。
あなたは、どうしたらいいかを知っているけれど、
頭がいいので解決を邪魔しているのです」

などと言って、相手をびっくりさせる。

まあ、いろいろ書き出すと止まらなくなるのでよすが、
私はこの本が、なぜ絶版のままでいるのか不思議だった。
高橋信次フリーク、オカルトおたく、精神世界関係の研究者などなら、
おそらくこの本を知らないことはないと思うが、
そういういわば好事家っぽい人たちだけではなく、
私はできるだけ多くの人に、
この本を読んでもらいたいとかねがね思っていた。

特に、これからの時代は。

それで何の因果か、
この本の復刊をプロデュースすることになったのだ。
初版の本文の誤字や表記の統一、
固有名詞の間違いなどを修正しただけで、
ほぼ復刊である。
新版にあたって、著者である菅原秀氏の前書きや、
やはり高橋信次に影響を受け、
今は「引き受け人間学」(これもまた恐るべきものなのだが)を主宰している、
藤谷泰允氏のあとがきが付け加えられているが、
それくらいである。

著者の菅原氏や藤谷氏に関しては、別稿でまたあらためて紹介したい。

今回は復刊にあたって、私も久しぶりに本書を熟読したが、
思っていた以上に名著であることがわかった。
私は以前に、何をわかったつもりになっていたのだろうか。
私なりに経験も積んで、
より本書の内容を理解することができるようになった、
ということなのだろう。

本書は3月16日発売だ。
電子版というかPDF版になると思うが、
こちらのほうは、このサイトで販売する予定である。

ただのPDF版でもつまらないので、
まだ許可をいただいてはないが、
著者の菅原氏へのロングインタビューを敢行し、
精神世界の危険性、霊能力の理解の仕方、
宗教とはどうあるべきかなどを論じた別稿も、
付加しようかと思っている。

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『新版 誰も書かなかった高橋信次 巨星の実像』
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