だるまさんこちら向かんせ世の中は月雪花に酒と三味線…とまあ、こういきたいものです。

八百長

『宗任問答』の最新版は本日中、『おやすぴ』の最新版は明日中にアップできると思う。

しかし…大相撲のこと自体は詳しくないが、何だかみっともないことになってるな。

いかに不正というか八百長というか、まあ昔から野球賭博もあったことだし、いろいろあったことは間違いないだろう。

それこそ相撲でも野球でもボクシングでも、ひょっとしたら競馬や競輪や競艇でも、場合によっては宝くじや選挙やアカデミー賞やノーベル賞でも、似たようなことがあるのかもしれない。

私はいずれにも興味がないというとウソになるな、たしかに宝くじを買うことがあるし、10 回以内だが馬券も買ったことがあるし、選挙にも行く。

それでもやはり、公正・公平であってほしいものはあってほしいわな。

まあ興行関係であれば客に受けて、お金が儲からないといけない。

儲からなくてもいいという興行は、基本的にはあり得ない。

ましてや博打もそうで、儲からなくてもいいなどという博打はないのである。

だからそういうものには、“やらせ” や “いかさま” や “いんちき” はきっとあるだろう。

それは見てるものにもうすうすわかっていて、多少のことはあるだろうくらいは察しがつく。

プロレスを “八百長” だと言って起こる御仁はいないのである。むしろプロレスの “ルール” を逸脱して、思いのほかガチンコになったときに、見てるほうも逆に驚き、喜ぶわけだ。「あれ、マジなんじゃね?」となる。

いわば嬉しいハプニングであり、それは普段の “ルール” がちゃんと機能しているというか、“しきたり” や “慣習” に則っているから許されるんであって、それらがきちんと関係者によって守られ、運営されているうちは、逸脱が逸脱として許容範囲のエンタメにもなる。

世間が “許す” わけだ。

でも、そうしたしきたりや慣習も、経年による勢力図の硬直化を受けて、強引に操作されたりねじまげられたりすれば、その業界の中に本来は必要のない軋轢が生じ出す。

そうなれば、多少の逸脱も多少ではなくなり、うまーく回っていたルールにもほころびが生じ、人間が回している以上、“感情” も絡み出して、もうこれは行くところに行くしかなくなる。

外野の野次馬にとっても面白くないというか、見逃しようもないというか、応援できなくなる。

これが『昭和残侠伝』の親分なら、「騒ぐんじゃねえ。みっともねえぞ」で済む話なのだが、そうした親分がいないのか何なのか。

もう親分も子分も兄弟分も仲間うちも、みんながみんな私利私欲に走って、バランバランになってるということだろうな。

いや、これは大相撲に限ったことではなく、おそらく日本中でそうなのだ。

しきたりとか慣習とか、業界に伝統があればあるほど、その業界では今後は問題が起きてくるだろう。

今度はどこだ?

先日、海老蔵が歌舞伎界の仕事のあり方を改革するとか何とか、そういう記事をヤフーで見た気がするが、歌舞伎界なんかもそうかもしれないね。

でもこれは芸能界のみならず、流通業界や小売業界、出版業界から何までそうなのだ。

その最たるものが金融業界で、今や仮想通貨というか暗号通貨が大ブームなのである。

ヘタすりゃ、貨幣システムが変わるわけだ。

ちなみに、暗号通貨に関しては我家では禁句であり、ビットコインなどと口に出そうものなら、うちのカミさんの頭がおかしくなるのである。

なぜなら一昨年の初め、私はいろいろ調べて、これから暗号通貨が化けると睨み、我家中にそのことを熱く語り、私自身ビットコインをン百万ぶん持ち、長男にもン十万買わせたのだ。

その頃はまだ、暗号通貨って何?という時期で、ほとんどの人は関心がなく、私は周囲の親しい人にも話せなかった。

今では信じられないかもしれないが、“怪しい” ものだったのである。

私の場合は、家計が火の車だったので、そうでもして小金を稼ぐしかなかったのだが、つまりビットコインをちょこちょこ売り買いして、利益を得ていたのだが、そのままキープしていれば、今ごろはとんでもないことになっていたのである。

だからカミさんは、今でもそのことを思い出すと気が狂わんばかりになり、長男はというと…

ここが不思議なのだが、長男は長男でわりと私に似ているというか、ないもんはしゃーないといった風情で、意外と平気なのだ。

いや、そうでもないか、話題にしないところを見ても悔しいのかもしれないが、あまり執着はないようなのである。だから我家はビンボーなわけだ。

…はい、おあとがよろしいようで…

立ち飲み屋にでも出かけるとするか。

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