だるまさんこちら向かんせ世の中は月雪花に酒と三味線…とまあ、こういきたいものです。

『宗任問答』『おやすぴ』最新版のアップ「予定」

いろいろな締め切りが重なって大わらわだ。

『宗任問答』も『おやすぴ』も収録しているのに、まだアップできていない。ひょっとしていついつにアップする予定ぇとか言ったかな。言ってなかったかな。

やはり約束ごとは軽々しく言うもんじゃないな。
言った当初はたしかにそのつもりでも、世の中何があるかわからない。

こないだも書いたが、デルフォイの神殿には「汝自身を知れ」と書いてあったわけだが、もうひとつ「無理な誓いは立てるな」ともあった。

さすがだね。
神?は見抜いていたわけだ。
人間はいくら約束したって誓いを立てたって、すぐ破るということなのだろう。私のように。

ちなみにデルフォイの神殿には3つの言葉が刻んであったらしいが、あとひとつは「多くを求めるな」ということだ。

神殿の入り口に刻まれていたわけだから、これらはこれから神託を聞こうとする人間に対する戒めなのだろう。

つまり、自分自身をよく知った上で、多くを望まず、どうせ守れないんだからヘタな誓いもするなということか。

分相応にしてろと。

でも、どうもピンとこないな。

たしかに「汝自身を知れ」とは、自分がどんだけのものか知れとか、身のほどをわきまえろという意味にもとれるが、「自分という存在は本当はどういう存在なのかということを知ろうとせよ」ともとれる。

「無理な誓いを立てるな」にしても、まあ翻訳にもよるが、英語で言えば「make a pledge and mischief is nigh」だから、意味としては、「誓約と災いはほとんど同じ」ということだ。

誓いを立てる、約束するということがすでに「災い」であるとはどういうことか。
何かに、あるいは誰かに誓いを立てたり、約束ごとを取り交わすということは、同時に害悪を生むということなのか。

「多くを求めるな」は「noithing in excess」だから、「過剰の中の無」ということで、たしかに「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということだろうが、これはただ人間の欲望を抑えるということ以上に、実は「現実の創造」に関する“奥儀”と関連してくるようにも思われる。

これに関しては長くなるので、今月31日にスタートする『盤』で話す予定だから、参加者の意見も聞きながら後日、レポートとして発表しようと思う。

と、これを誓約とか約束としてしまうとまずそうだから、100%の意志があるけれども一応「予定」と言っておきましょう。

で、『宗任問答』は早ければ今日『おやすぴ』は土曜までにアップする「予定」です。

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