だるまさんこちら向かんせ世の中は月雪花に酒と三味線…とまあ、こういきたいものです。

梅で開いて……

三ぜん世界一同(いちど)に開く梅の花、艮(うしとら)の金神(こんじん)の世に成りたぞよ。梅で開いて松で治める、神国(しんこく)の世になりたぞよ。

 

新元号が「令和」と聞いて、またその名称の由来を聞いて、思わず上記の言葉を思い出してしまった。

1892 年 2 月 3 日に大本開祖・出口直に降りた『大本神諭』の冒頭部分である。

“令和” とは『万葉集』の「梅花の歌 32 首」の序文からとったそうで、日本のいわゆる国書から元号をとったのも今回がおそらく初だという。

“令” の字を調べると、

・命ずる
・みことのり(君主の命令)
・おきて、いましめ、おしえ

といった意味があるようだ。字の形象としては、人がひざまずいて “神意” を聞くさまからきているというから、何だか “神託のもとに人々が和する” といった意味にもなりそうだ。

私はこれまで、『大本神諭』(おほもとしんゆ)や『日月神示』(ひつきしんじ/ひふみしんじ)、『火水伝文』(ヒミツツタエフミ/ウワツフミ)、『金神の艮の文』(トドメノフミ)や出口王仁三郎などについてときどき触れてきた。

昨年の 3 月から月 1 回行なってきた探究会『盤( VAN )』では、より突っ込んだ形で取り上げてきている。

このブログで大本のお筆先関係として触れたのは、2012 年ごろに『日月神示』に言及したのが最初だと思う。

その後もときどき触れてきたが、消極的な取り上げ方しかしてこなかったのは、どことなく宗教っぽいというか大本ははっきりと宗教団体だが、各神託に共通する国常立尊(くにとこたちのみこと)が古事記にも出てくる “神様” ということもあって、ヘタに “入れ込んだ” ようなことを書くと誤解される恐れがあったのと、特に東日本大震災のあとはちょっとしたブームのようなノリもあり、いろいろな人が微妙にファナティックに語っていたこと、そして私自身がまだ大本系の神託をよく把握してなかったことによる。

しかし、個人的には『日月神示』は以前から何度も読み返したものであり、ブログの読者からその続編ともいわれる『火水伝文』の存在を教えていただき、さらに調べていくうちに『金神の艮の文』にも行きあたり、これはやはり本格的に大本を調べにゃならんなと思い、『大本神諭』をはじめ『伊都能売(いづのめ)神諭』、『霊界物語』など王仁三郎の一連の著作にもあたるようになったという経緯がある。

それまではというか今もそうだが、、特にロシアの元量子物理学者ヴァジム・ゼランドの『リアリティ・トランサーフィン』シリーズやビリー・マイヤーとプレアデス/プレヤール人とのコンタクト記録、半田広宣氏が提唱する「ヌーソロジー」などをよく記事に取り込んでいたが、昨年からの探究会『盤』では、さらに『ラー文書』や『ヒマラヤ聖者の生活探究』、『聖書』、『オアスペ』その他、私のこれまでの探究で絞り込んできたそれぞれにバラバラの文献同士の関連性を参加者たちと検証してきたのである。

で、昨年の『盤』8 回、9 回あたりの探究会において、上記の文献やその他のいわゆるスピリチュアル系の “まとも” なものだと思われる文献のことごとくの大もとは、出口直にはじまるというか正確に言えばもっと前からだが、先の「国常立大神」という神に収れんされると結論したのだ。

国常立尊とか国常立神、国常立大神(くにとこたちのおおかみ)、大国常立大神(おおくにとこたちのおおかみ)などいろいろ呼び名があるが、それぞれに現われ方や役割が違うということであり、これは王仁三郎の『霊界物語』を読めばわかる。

国常立尊に収れんするという意味は、海外も含めたいろいろなスピリチュアルな文献や、UFO 資料に至るまで、そこに出てくる異星人や高次元の存在、地球外知的生命などにすべて関連しているということである。

また、世界のスピ系文献やテキストについて言うなら、日本のカタカムナやホツマツタエ、古事記をはじめとするもろもろの古文書の研究なしでは、その本質にはたどり着けないだろうと思う。

日本では、古事記や日本書紀以外の古文書はことごとく “偽書” 扱いされているが、これは聖書でも同じことだ。

何てったってモノが古いし、時の権力に都合よく改ざんされたりするのはよくあることで、それはつい最近でもないか、ちょっと前の日本の歴史教科書問題を見ても明らかだろう。

あんな調子で、いや大昔はもっと独裁的だったかもしれないが、一応、正式なものはコレだということにしよう的な談合が行なわれ、それを不服とする連中が独自に資料を残して、あとになってあっちゃこっちゃで発見されて、内容に不都合なことがあれば体制側から “偽書” だと言われるというだけのことである。

先の『盤』での結論はもちろん現時点での結論であるし、私個人の主張とも言えるが、それでも探究会の参加者の見識や眼力にもそれなりに精査され、言うまでもないが参加者は私の信奉者などではなく、どちらかと言えば疑い深いほうであり、私は結論めいたことを言わざるを得ない段になったときにはちょっと躊躇したくらいである。

というのは、これはよくある “日本はすごい” 系の日本贔屓に走ったとか、とうとう何かの “信者” になっちゃったと見られるのではないかと危惧したからだ。

しかし、どう考えてもそう考えざるを得ないのだからしょうがないというわけで、『盤』でも発表した。

けれども、“信仰” というのは実はものすごく大事なことで、これがちゃんとわかればいわゆるスピ系における “迷い” のようなものはなくなるのだ。

また話が脱線しそうだから戻すが、要するに今回の新元号は個人的には今の時点の『盤』の結論ともリンクするということである。

そして、だとしたら、これはその結論のもっと具体的な部分にも絡んでくるわけで、それはみんなでというか、ピンとくる人たちと一刻もはやく取り組まなければならないことなのである。

今、昨年の一連の『盤』で探究してきた内容の概要をまとめているので、これは有料になるがとりあえず PDF で発信するから、興味のある人は購入してもらって意見を聞きたい。

それにしても安倍首相が、「厳しい寒さのあとに見事に咲き誇る梅の花のように、ひとりひとりの日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる日本でありたい」と会見で語っていたが、それは本当にそのとおりである。

Commentコメント

  1. こみやま かずいち より:

    いつも興味深く拝見しています。
    最近、Qアノン情報に凝っていますが、私が初めて知ったのは、このブログの酔っ払いオヤジのspiritual meetingでした。
    Qアノン情報を発信する他のブログも増えてきましたが、とあるブログで、サイババさんの教えに触れました。
    サイババさんもラー文書につながる神と人間の一元論や、大本教につながる世界的な洪水と、その後に世界が一つになる予言をされています。
    もし、良かったら、(もう既に触れているかもしれませんが)その辺りのコメントもいただけると嬉しいです。
    これからも頑張ってください!

    サイババが帰ってくるよ
    https://blog.goo.ne.jp/saiponics

    目覚めの扉
    https://ameblo.jp/doorforawakening/

    • nishi より:

      こみやま様

      ポストありがとうございます。

      Qアノン情報は、ヤスさんこと高島康司氏から聞いて、私も初めて知りました。
      当時は、突然降ってわいたようなQアノンなる存在の正体について、『おやすぴ』でもヤスさんとちょこちょこ話していました。

      その後、いろいろQ情報をめぐって取り沙汰されているようですね。
      なかなか手が回らず『おやすぴ』も発信できていませんが、今度『おやすぴ』でも総括的な意味で取り上げてみます。

      サイババさんについてはあまり知らないのです。
      何代か続いているようですが、ラー文書や大本につながるという話は興味深いですね。
      あちこちで同じビジョンを見ている人がいるのでしょう。

      励ましのお言葉、ありがとうございます。

      西塚

  2. 熊谷 より:

    ‪こんにちは。
    いつも楽しく拝見しております。

    藤原直哉さんも令和と大本を関連づけてお話しされていました。
    面白くなりそうな予感がします。

    藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2019年4月3日 令和の予感 – 藤原直哉のインターネット放送局 http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/ipodcasting/2019/04/post-b4b0.html‬

    • nishi より:

      熊谷様

      ポストありがとうございます。

      藤原氏は、以前より王仁三郎関係のお話しはされているようですね。
      「令和」はいろいろな意味で暗示的です。
      高次元からの伝達は高度なものほど「暗示」でくると、王仁三郎さんも言ってますね。

      西塚

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