だるまさんこちら向かんせ世の中は月雪花に酒と三味線…とまあ、こういきたいものです。

世界の創造~ゼランド編⑦

しかし、寒くなったり、暖かくなったり、雨だったり、晴れだったりと、日々、天候や気温に落差があると、体調もおかしくなる。みなさん、お気をつけください。

個人的には、ジェットコースターのようなアップダウンは厳しいが、日々の変化はわりと好きというか楽しく思う。

バタフライ効果ではないが、この世は “因果の法則” に支配されているので、何事にも原因があって、その結果がある。

この世には、とりあえず地球上には、さまざまな生物や鉱物があり、それぞれが精神活動をしているから、つまり何かしらのエネルギーを発しているから、それが原因となって物事は動いてく。

鉱物に精神活動があるのかと言われそうだが、私たちとは違う形態かもしれないが、それなりのエネルギーの運動があるのは間違いないだろう。

もっと細かく見れば、それぞれの存在に分子や原子核の活動があり、真空でさえ、絶えず素粒子が現われたり消えたりしてることがわかっている。むしろ変化は “常態” であり、それが世界だ。

問題は、自分の好みの世界を創造することがなかなかできない、ということだ。そして、自分の好きな世界を創造することは可能なのである。

前回、エネルギーの動き=現実化を私たちの望む方向へと導かなくてはならないと書いた。そして、その方法もあると言った。少なくとも、そう唱える説があるということだ。

しかし、各個人が望んでいる方向が、みな一致してるわけではない。だから争いも起きるし、表面的には争わなくても、お互いの内面に葛藤が起きる。

自分が望む方向に現実を導くという話の前に、この「望み=願望」について検証したい。

基本的に、“願望はかなわない”

強い願望であればあるほど、かなわない。強く望めばその願いはかなう、という話もあるが、そういうことはまず、起こらない。

人が願望を持つということは、その願望がかなわないというシナリオを前提にしているからだ。だから望む。

強く望めば望むほど、それだけ願望がかなわないシナリオを強化することになり、その人の思考エネルギーの周波数(振動、方向性、ライン、呼び方は何でもいい)は、願望がかなわないシナリオにチューニングされていく。結果、そのシナリオが現実化されるのだ。

願望がかなわないシナリオの兆候が見えはじめると、人はあせり、不安になり、その願望の内容によっては恐怖を感じはじめる。

私にとって、この望みは何が何でもかなえなくてはならないものだ、私のすべてなのだ、といった願望であればあるほど、望まないシナリオの現実化を加速させる。

なぜなら、前回までに書いた例の “重要性” が発生するからだ。

平衡状態、平穏な状態だったエネルギーの場に偏りを創り出し、例によってエネルギーは元の平衡状態に戻ろうとして、その偏り=重要性=願望を解消するのである。つまり、願望がかなわない現実化を起こし、その人に願望を断念させようとする。

エネルギーに善悪の判断はない。ただの自然現象である。

もちろん、エネルギーの場はその偏りを解消するだけだから、その解消方法には 2 通りある。その願望をかなえる方向と、かなえない方向だ。しかし、先のような強い願望の場合は、かなえない方向になる。

なぜか?

たとえば、この仕事を成功させることは私のすべてである。何よりも大切なことで、重要だと思ってるとする。だから、一心不乱に仕事に打ち込み、ほかのことを犠牲にしたりする。

これは、天秤の片方の皿にその仕事を、もう一方の皿にはほかのすべてが乗っている状態だ。

人は、もっと正確に言えば人の魂(潜在意識、無意識でもいい)は、仕事の成功だけを望んでいるのではない。ほかにも、家族や趣味、自由時間などなど、大切であり、重要であり、望んでいることがいくらでもある。はずだ。

あなたが本当に望んでいることは趣味の中にあるのかもしれない。あるいは家族? 自由時間の中にあるのかもしれない。

そうしたほかのもの以上に、というか、すべての “意義” をその仕事に与えた場合、実際は、その仕事だけがその人にとって最大に重要であることはないから、ありもしないところに過度な意義=重要性=エネルギーの偏りを与えていることになり、自然はその偏りを解消すべく、その仕事を大失敗させる公算が大きい。

大失敗すれば、その人は打撃を受けるだろうが、そのかわり願望は断念する。

自然のエネルギーには善悪の判断はないので、その人が落ち込もうが、失意に沈もうが、もっとひどいことになろうがお構いなしだ。どんなに痛ましいことであろうともそうなのである。

なぜなら、その仕事を成功させ、本来はその人にとって大事だったはずの、言い換えれば、その人にふさわしい “役割=役目” だったはずのものをも同時に満足させるなどという、ものすごく手間とエネルギーを浪費することは自然は行なわないからである。

その仕事を失敗させる現実を創造するほうが、ずっと効率がいいというわけだ。そして、エネルギーはまた平衡状態に戻っていく。

ここで重要なことは、その仕事なり、つまり願望がその人にとって本来ふさわしいもの、魂が心地いいもの、潜在意識で望んでいるものであった場合のみ、仕事は大成功するし、望みはかなうということだ。

だから、何が自分にふさわしいことなのか、自分は何を本当は望んでいるのかが、最大に大事なことになるのだが、それを見つける方法もちゃんとある。

でも、そこに行く前に、いろいろと “知識” として、知っておかなければならないことがまだまだあるのである。

願望で言えば、先に結論めいたことを言えば、願望をかなえるためには、まず願望を断念しなければならない、ということだ。

願望を断念することによって、私たちはその願望を実現できるのである。

どういうことか?

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