何てこった。玉置宏どころか 2 週間も経ってしまったじゃないか。新企画その他いろいろな準備で肉体的内面的に忙しく、国内外で打ち合わせが多かった。つまり飲んでいた。アンタほんとによくもまあ毎日毎日飽きないねとはカミさんの言い草だが、これが飽きないんだな。二日酔いというバチはあるが。特に今、周りの連中は勢いがあるというか目的がはっきりしてるというか猫まっしぐら的なヤツらが多く、これは嫌いではない。韓国人なんかは自分でも言ってたが、気が短く、要するに待つというのが耐えられないらしい。だから見切り発車的な動きも多く、迷惑なこともあるが、取りあえずやっちゃえってんであとから何とかするみたい。そして懲りない。これは私のやり方とも通じるのでウマが合う。
今までの経験から言っても、ピンときたら 110 番じゃなくてとにかくやる、進めるってのが一番いいことはわかっている。そりゃ失敗もあるが、失敗は成功のもとというのは本当だ。でもみんながみんなそうじゃないから、あれやこれやとリスクを勘定して可能性を狭めてしまう流れも出てくる。前にも書いたが、人間の理性で未来を推し量るなんてことはどんなに優秀な頭脳でもただ限定された枠内に貴重な可能性を押し込めるだけだ。しかも理性が活躍する脳の場は 3 %にも満たない。残りの 97 %という膨大な可能性の領域からふっと訪れるカンというかノリというか理屈では説明できないフィーリングに従ったほうがいいに決まってるということは理屈でもわかる。どだいリスクなんてことを言ったら生きてること自体がリスクだらけで、いちいち考えてもしょうがない。
こうしたらこうなってああなってそうなるってな演繹的な方法より、こんな体験をしたあんな経験をした今こんなことが起きてるゾって中で、ふいにこれってこういうことなんじゃないかっていう直観的なヒラメキで導き出される帰納法的な結論のほうが信用できる。とかほざいても、いまだ演繹法的毒牙にかかる私にとっては帰納法的なカミさんの脳ミソにはずいぶん助けられているんだが。おっとこれはノロケではない。そんないいもんじゃない。だって私の奇行愚行を見るにつけ、ダメだこりゃとばかりにぶるんぶるんと振るカミさんのでかい頭はまるでゲゲゲの鬼太郎だ。頭がい骨が岩石オープンのように硬く髪の量が無駄に多い。どうでもいいが、半分くれよまったく。
話がそれたが、ゲリー・ボーネルがまた来日するというので、昨年のセミナーの内容を簡単に振り返ってみようか。
ゲリー・ボーネルは知ってる人も多いと思う。経営コンサルタントを始め実業家、神秘家、ヒーラーなどいくつもの肩書きを持つが、いわゆるアカシックリーディングや体外離脱、クレヤボヤンス(透視能力)などスピリチュアルな能力で有名なアメリカ人だ。8 歳で体外離脱を経験し、イーライという高次元存在とのやりとりの中で真理へと目覚めていく。そのへんは自伝的な小説形式のビュイックドライバーシリーズ『新次元の叡智』『アカシャ光の叡智』に詳しい。吉本ばななとの交流も有名で、前の 2 冊は彼女が序文を書いている。この人もキテますね。そういえばこの間お父さんが亡くなりました。私はよく知らないのだが、ちゃんと報道されたのだろうか。印象としてはあまりニュースにならなかった気がするのだが。新聞とか一面で報じたのかな。小林秀雄のときは一面だったぞ、たしか。
吉本隆明は『共同幻想論』や『言語にとって美とは何か』とかいったシビレるタイトルで大学のときちょっとハマりましたが、実は詩のほうが好きでした。「固有時との対話」(だっけ?)とかね。風はどこから来たか…とかカッコよかったなあって、やっぱり私はただのミーハーだったんでしょうか。
そうじゃなくてゲリー・ボーネルだ。頻繁に来日してるようだが、私は昨年の 7 月の講演に顔を出した。そんときの内容は衝撃で、ホンマかいなって感じだったが、考えさせられるものはあった。ざっと言うと、
・3.11 の地震はやがて来る大地震の前震に過ぎない。それまでは小規模(?)な地震がいくつか起きる。
・その大地震はマグニチュード 10.1 で、これまでのマグニチュードの概念を覆す。
・でも、その大地震が小さな地震になるように祈る活動をしているグループがある。
・その大地震は 2015 年 4 月 12~15 日あたりに起きる。それは東海大地震で、それが本番である。
・だから、その地震のエネルギーが分散するようにみんなでイメージしてほしい。
・2015 年はいくつもの場所で地震が起きる。
・それは、地球の両極にある氷が温暖化で溶けて、今まで氷の重みで扁平だった地球が球になろうとすることでプレートが動くことによって起きる。
・富士山はいつ噴火してもおかしくない。本来は 30 年ごとに噴火するものだった。
・2011 年 12 月~ 2012 年 12 月は、1000 年サイクルのエネルギーの転換のちょうど中間点(つまり 2011 年 11 月までの 500 年のエネルギー=分離から 2012 年 12 月からの 500 年のエネルギー=調和へと変わる)。
・世界の集合無意識が十分に葛藤を手放せず、間違った方向に進んでしまい、その中間点を人類は目覚めを体験せずに越えようとしている。
・世界経済が大変化することにより意識が変わる。一人ひとりが葛藤を手放すことが大事。集合無意識に影響を与える。
・いじめっこ(テロリズム)に意識がフォーカスしている。そういう人はたくさんのテロを経験する。特にアメリカ。
・2012 年の初めに戦争が起きる。
・中国の世界支配はない。2012 年に革命が起きる。しばらくアナーキーな状態になる。
・日本がアジアのリーダーになる。改革が始まる。
・日本の健康度でいえば高い。円は強い。時期首相はパワフルな人。その次の首相は頭脳明晰で集中力がある。その人物が 2015 年に日本を導いていく。
・世界経済は崩壊する。金融システムはリニューアルされるが、それまでは円は日本で使える。リアル経済は大丈夫。
などなど。まだまだあるがまあいいでしょう。
これらは、その他いくらでもある予言の中の一情報として各人がそれぞれ検証すればいいことで、まるまる信じるのは危険というかダメだろう。大体、2012 年の始めに戦争は起きなかったが、でも中東はいまだキナ臭いから時期がずれてるだけなのか。地震や災害が起きないように、あるいはエネルギーを分散させるように祈っているグループというのはたしかにある。私が知っているだけでも、比嘉良丸・りか夫妻、船井幸雄氏主宰のにんげんクラブ、聖書の暗号のイオン・アルゲイン氏、沖縄のS氏(この人は凄すぎる。明窓出版の『宇宙心』参照)などがいるが、特に比嘉良丸氏はこれも前に書いたが、東日本大震災の映像を 2010 年から見せられ続け、何とか祈りで食い止めようとしたが力不足だったと講演で嘆いているくらいの人だ。中国の革命の話は、可能性としては高いように思う。もう所得格差はアメリカの比じゃないし、すでに富裕層が国を脱出しているので見切りをつけてのことでしょう。日本の首相の話は、次期首相はパワフルな人というのは野田首相のことだ。講演時点ではまだ菅だった。野田がパワフルかどうかは判断できないが、その次の首相が日本を引っ張るというんだが、誰だろう。まさか橋下?
前にも書いたが、私は一応3次元的なリニアな時間軸における未来というのはあくまでその人の意識が創造するというほうにノッている。客観的に確実な未来というのはないと思っているので、あまりありがたくない予言めいたものは、その能力者がその時点でとらえた最大公約数的な人類の意識を感得したものととらえてありがたく参考にさせていただき、そういう流れに巻き込まれないような意識を創造できる環境を自分で創造するようにする。だからやっぱり『日月神示』のいうところの戦争も将棋くらいになるという予言(?)のほうが性に合うし、なんとなく正しいように感じる。
でも、ゲリーの話で面白いというか興味深かったのは、いわゆる ET が人々のエネルギーデータを観察しているという話だ。空港にあるスキャンや学校にもあるコピー機など、この15年間でスキャニング技術が発達したが、ET はそれらを使って人間のエーテル体を見ているのだとか。例えばある人物が暴力的な人間ならば、エーテル体にそのパターンが刻まれているのでわかってしまう。ET は人類を分類するためにそれらのテクノロジーを人類に教えた。それは似たエネルギー同士をまとめるためらしい。うーむ。平和的な連中同士をまとめて平和な世界を築かせたり、暴力的なヤツらばかりを集めて戦争させたりするということなのだろうか。たしかに流れとしては、旧社会というか既得権益にしがみつく側と新しい社会を模索していく側とに分かれ出している気はする。でも、分類というのはどこか引っ掛かる。選民思想に繋がるというか排他主義的なマインドを生み出すというか。『日月神示』ばかりだが、悪もお役ぞ、というほうがしっくりくる。悪があるからその逆も腑に落ちる。他人の悪ばかりを責めるのではなく、己の心を見よ、戦(いくさ)が済んでいないであろ、と言われるほうが、ああそうかなとなる。でも、それはゲリーの言う葛藤を手放さなきゃいけないということと同じなのかな。先の講演でも、最後にゲリーは「Stop Judging!」、裁くことをやめろって叫んでたっけ。
いけね、時間がない。焼肉屋に行かなくちゃいけないんだよね。
もちろん宣伝なんかじゃないが、とにかくこの 4 月にゲリーの講演があるのでまた覗いてきますわ。
Commentコメント
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沖縄のS氏の事が書かれていたので、嬉しくなりました。
私は去年、S氏について書かれた本を、「目覚め」から始まって4冊位購入し、集中して読みました。
一番お目にかかりたい方が、このS氏です。
私ではお目にかかることとは無理ですが。
S氏はお元気でいらっしゃるのでしょうか。
イエスキリストが、「磔になった姿をずっと人々の前にさらしているのがとても辛い」というような嘆きの内容を話していたという記述が、とても印象的でした。
つい先だって、S氏について書かれた本もすべて、FX関係と一緒に手放しました。
FXの本はどうでもよいのですが、S氏の本は、私の本棚に眠るより、誰か別の人の手に渡って読んでもらえるようにと思って。
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すぽ様
コメントありがとうございます。
S氏をご存知とは・・・。
私もお会いしてみたいです。
でも、私じゃ目がつぶれるかも。
> つい先だって、S氏について書かれた本もすべて、FX関係と一緒に手放しました。
そうですか、手放されましたか。
すごいですね。
私はまだまだ執着が強くてダメです。
一生ダメかも(笑)。