だるまさんこちら向かんせ世の中は月雪花に酒と三味線…とまあ、こういきたいものです。

エーカイワ

と言ってまた時は行き過ぎるわけです。

今は珍しく酔っぱらってません。小さなマンションを借りて自堕落に仕事をしてるわけだが、レギュラーの仕事、新しい仕事、大きいもの細かいものいろいろで、なにせ無計画に生きてきたクセというか性格というか、行き当たりばったりの流れは相変わらずで、各方面に迷惑もかけている。でもほぼ毎日飲んでいるという始末ですハイ。

あまりというかほとんど家では飲まないが、いや飲むか、でもひとりでは飲まないで、誰かしらと飲む。ひとりで居酒屋に行ったって、ひとりだけというのはほとんどないから、当たり前だ、客が私だけでもサーブしてくれる人が誰かしらいるわけで、誰もいなけりゃそれは自分の店か、夜中に忍び込んで酒をくすねて飲んでる浮浪者くらいだろうから、自分もそうなる可能性だけはあるから多少不安だが、基本ひとりじゃない。あるにはあるが、なじみの店でマスターとふたりきりで、マスターが、あいけね卵きらしちゃった、ちょっとお前店番しててくれとか言われたときぐらいだ。そういうときはいきなりポツンとひとりにされて、店によって違うが、ボブディランや喜納昌吉や AKB が流れたりしてる中、なんか妙にさびしかったりする。

人と会って話すために飲んでるのかもしれない。かもしれないじゃなくてそうだ。要するに人と出会いたいわけだ。じゃ出会い系でいいじゃんと言われるかもしれないがそういうことではありません。初めて会う人もいれば、仕事やその他よく会ってる人とも飲む。でも酒を酌み交わせば、普段しょっちゅう会ってるヤツでもいろいろ知らない部分も出てきたりして、言ってみりゃ初めて会うようなもんだったりする。人によっては予想もつかない面も見せてくれて、と言っても長年飲んでりゃたいがいは予想がつくが、中には実はフラメンコをやってるとかリコーダーが得意だとか、本当は女なんだよねといったのまであって、奥が深い。いやマジで。

酒飲むと何か規制がとれるというかタガがはずれるというか、体裁を繕わなくなってくる。私は 15 から酒飲んでバカさらしておのれのダメさかげんをよく知ってるから、逆に初対面のときはタガをはめる。知ってるヤツならいいけど、知らないヤツにはマジでキチガイと思われることがあるからだ。人によっては、私も大酔っぱらいですとか、ホントにダメダメですよとか言ってくれるが、料簡の広い人たちだと気を許して飲んでるとマジで引かれたりする。いや暴れるとかはないが、この人にはあまり近づかないほうがいいと思われのかもしれない。バカが移るとでも思うのだろうか。でも、中には同じバカ同士で気が合ったり(どちらかと言えばこのパターンが多い)、カミさんみたいに本気でくるくるパーだと思われて、その興味からかどうかは知らないがはずみで一緒になって後悔されたりもするわけだから、酒は恐ろしいともいえる。

規制と言えば、最近、なんと英会話を習ってるのです。なんで規制が関係あるのかと言われるかもしれないが、これがあるようなのだ。当たり前だが日本語の規制だ。私だけかもしれないが、どうやらこれまで日本語を聞くように英語を聞こうとしてたようなのだ。聞こえてくる英語を脳がどういう回路を通して把握するのか知らないが、普段日本語を聞く回路を通して英語を聞いてきたことだけはわかった。文で読めば、つまり文字を通せばわかるセンテンスでも聞くとわからない。文を見ればなあんだとなる。それが、ここのところなんとなくだが、どうにかして(どうしてるかはよくわからない)意識的に英語を聞くバージョンにすると聞き取れるようになった。

まあ、とは言っても私の場合、語彙も貧しいしたいしたことはないが、違う回路を使うらしいということがわかっただけでも新鮮な驚きだった。これは武術を習い出したときもそうで、武術のときはこれはもう、それまでなじみのあるいわゆる五感とは別次元の、まあ五感もどこにあるのかはわからないが、でもそれとは違ったまったく知らないところにアクセスするというか、その次元に入るというか、とにかく強烈な体験で、初めての体感だった。私ごときがそうなのだから、兄弟子や師範にもなると、いったいどんな体感を得ているやらさっぱりわからない。このへんはそれこそバカボン山田さんに聞けば一発なのだろうが、ちょっと私の不徳といたすところでやることやらなきゃじっくりと逢えないのであれだが、ともかく語学も武術も、何か新しい感覚というものを考えさせるのかよみがえらせるのか、どこかこれまで知らなかった部分に触れるのは確かだ。私の場合。
ううっ。

久しぶりにブログへのコメントをいただいたので、ただ返事を書くのではなく、何かしら記事をアップしようと思って書きはじめたのだが、ちょっとヤボ用が…。続きはすぐにとも思うが、今日は無理だな…。

相変わらずの無計画、無責任ですみません。

Commentコメント

  1. spacelight より:

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    英語脳っていうもんでしょうか。。
    インプットしたら、さっそくアウトプットしましょ^^
    私事で恐縮なんですが、
    ハワイでピアノコンサートを聴きに行った時に、
    主人が日本語で、「席は自由に座っていいですか?」
    みたいなことを言ったら、案内の女性には通じず
    私が、にわか英語で、“Seat available?”と言うと
    すぐにうなずいて、“Yes,yes,ナンタラカンタラ…”と
    答えてくれましたのです。うふっv^^v
    ばかみたいな話ですが、今は、あの感覚よ、もう一度!
    という感じで情けない今日この頃です><;

  2. ∞酒林∞ より:

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    spacelight様
    コメントありがとうございます。
    > インプットしたら、さっそくアウトプットしましょ^^
    おっしゃるとおりです。そのアウトプットに苦労してます。
    > 私が、にわか英語で、“Seat available?”と言うと
    >
    > すぐにうなずいて、“Yes,yes,ナンタラカンタラ…”と
    >
    > 答えてくれましたのです。うふっv^^v
    >
    さすがです。そうなんですよね。
    私もローマで、石畳の街をバカみたいに歩き回って、靴の底がはがれたんです。
    はずいので、詳しく説明せず、コンシェルジュに、のりをくれ、ボンドみたいなものでもいい、
    引っ付けるものならなんでもいいということを、ヘタな英語で一生懸命に説明したのですが、
    まったく伝わらず、バンドエイドとか、靴磨きとか、まるでドリフのように、わざとやってのかおまえ!
    みたいなノリでした。
    見かねたカミさんが、シューズ! ボトム! セパレート!ったら、Oh!とかぬかして、
    そっこうでボンドをもってきてくれました。
    私は、Orzって感じで、そうかいそうことかい、とひとり納得した思いでがあります。
    > ばかみたいな話ですが、今は、あの感覚よ、もう一度!
    私も、あのころをもう一度呼び戻します(笑)

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