だるまさんこちら向かんせ世の中は月雪花に酒と三味線…とまあ、こういきたいものです。

『酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting』vol.47 「緊急対談!コーリー・グッドの真実 1」

人気ブログ『ヤスの備忘録』でもおなじみ、
社会分析アナリストの高島康司氏をお招きして、

1 世界で今、起きていること
2 人間の新たなる「精神性」「意識」「思考」

について、飲みながら自由闊達に話すシリーズ。
基本的に毎週更新。

〇『酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting』第47回
「緊急対談!コーリー・グッドの真実 1」

ゲスト:高島康司氏
聞き手:西塚裕一(五目舎)
2016年5月19日 東京・八王子「鳥良商店」にて収録

今回は、世界中(のこうしたことに関心のある層)では話題騒然のコーリー・グッドに焦点をあてた、緊急『おやすぴ』である。コーリー・グッドに関しては、彼のサイト『SPHERE‐BEING ALLIANCE』に飛んだり、高島康司氏のメルマガにあたってほしいが、簡単に紹介すると、グッドはテキサス州北部に住む「秘密宇宙計画」の元メンバーだ。

6歳のころ、米軍の影の組織が運営する「エクスプローラ」と呼ばれるプログラムに特殊能力を持つ子どもとしてリクルートされ、その後10年以上にわたって訓練施設でトレーニングされた。17歳で訓練期間を終え、20年の契約で「秘密宇宙計画」の任務に就き、信じられないような経験をした。2015年、すべての情報を公開すべきだと「秘密宇宙計画」から分裂した集団にコンタクトされ、情報の公開役として選ばれる。情報の公開は、第6密度からやってきた地球外生物「ブルー・エイビアンズ」(青い鳥族)の支援のもとで行なわれている。情報の全面的な公開に向けた動きは加速し、コーリー・グッドは今でも「ブルー・エイビアンズ」の支援を受けた集団とコンタクトされている。

そして昨年の7月、アメリカの有料ネットテレビ『Gaia』(旧『Gaiam.TV』)に、有名なスピリチュアリストであるデイビッド・ウィルコック司会のインタビュー番組に忽然と現われ、その証言内容で視聴者を驚愕させた。その後、インタビューは月数回のペースで進められ、今も続いているのだ。これらのことは、いろいろな人のサイトやブログでもさまざまに取り上げられているので、知ってる人は多いと思う。もちろん、ヤスさんのメルマガでも紹介されているし、今回の『五目通信vol.2』でも、メルマガ以外の内容を紹介していただいた。

今回のコーリー・グッドのディスクロージャーは、今後のスピリチュアルシーンや、人間の世界観までをも大きく変えてしまうほどの強いインパクトを持っている可能性もあり、ことの真偽も含め、グッドに焦点を当てた『おやすぴ』を緊急収録した。私の怠慢で、アップすべき過去の『おやすぴ』の公開が遅れてはいるが、先にこちらから公開することにする。
 
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西塚 みなさん、こんにちは、『酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting』の第47回です。またヤスさんの地元の居酒屋で3回目の収録になりますが、今日は緊急収録ということになります。では、ヤスさん、よろしくお願いします。カンパーイ!

ヤス カンパーイ!

C.グッドとD.ウィルコックの関係

西塚 それで、僕のブログでも触れましたが、今の『五目通信vol.2』にも書いていただいたし、ヤスさんのメルマガでも連載という形で書かれていると思いますが、コーリー・グッドについてお聞きしたいんですね。今も新しいメルマガの執筆を終えられたということで、またコーリー・グッドのことを書かれたと思います。

僕もご紹介いただいてから、少し調べました。グッドのサイト『SPHERE‐BEING ALLIANCE』があったので、シーズン1のエピソード12くらいまでしか読んでないんですが、今はシーズン4まできてるんですね。僕も短い時間だったので読み切れてないですが、まあ、さわりはわかりました。もちろん、今でも鵜呑みにはできないのですが、少なくともですね、すごくいじわるな言い方をされて突っ込まれたとしても、整合性はとれている。

コーリー・グッド自身は、実体験をそのまま、聞かれたことに対応して喋ってるのは間違いないですね。知らないことは知らないとも言っている。僕は映像じゃなくてテキストで読んだんですが、インタビュアーのデイビッド・ウィルコックというのも百戦錬磨で、わざとらしいくらいに細かく聞く。わざと間違えて質問して、カマをかけたりもする。

ヤス そうそう(笑)。

西塚 これはプロだなあと思いました。そういう彼が一応、グッドを認めている。そして、何十というディスクロージャー、内部告発者にインタビューしてきた経験がある中、表に出してない情報がゴマンとあると。それは整合性がとれていないことだったり、トンデモ話だからなんだろうけど、そうした断片情報を整理する相手としても、グッドはふさわしいという見方をしている。

その彼が認めてるということは、前にヤスさんがリンダ・モールトン・ハウのときにもおっしゃったように、これは少なくとも僕なんかが判断するというよりは、何十という人たちを見てきた彼の判断に仮託するといいますか、参照したとしても、一応、真実に近いのではないかというのが、今のところの僕の正直な感想です。ヤスさんはいかがですか?

ヤス 僕も同じような感じですけどね、デイビッド・ウィルコックは、ちょっと色メガネで見ていたんですよ。どちらかと言えば、サイキックなところがある人なので。

実は経緯があって、別のインタビューがあると思うんですけど、最初にコーリー・グッドが、自分の持っている情報をディスクローズしたいと言ってきたのは、確か2014年か2015年の初めだと思うんですね。

西塚 ああ、最初はグッドからアプローチしてきたんですか。

ヤス いや、その前からデイビッド・ウィルコックはグッドを知ってたらしいですね。それで、とにかく表に出てディスクローズするべきだと説得していた。

西塚 ああそうか、グッドは最初、どこかのサイトに投稿か何かしてたんですよね。

ヤス 投稿してた。グッドが(ブルー・エイビアンズに)ディスクローズするべき人間として選ばれたのたのは、確か2011年か2012年くらいだと思う。それでも、彼はまだ投稿してた段階で、全面的に私がディスクローズしますと出てきたわけではない。

デイビッド・ウィルコックとコンタクトをとっていて、ウィルコックに説得されてたんですね。それで最終的に、私がやりましょう!と決断したときに、ふたりの人物にメールを送ったらしい。ひとりは当然ウィルコックなんですが、もうひとりはベンジャミン・フルフォードなんです。

西塚 本当ですか? 何でですか?

ヤス 実はウィルコックとベンジャミン・フルフォードというのは、経済に関する闇のシステムをディスクローズするということで、共同戦線を張って一緒に動いてたんですね。どちらかというと、ウィルコックのほうがベンジャミン・フルフォードの情報に依存していたと思うんですが、こう言っては悪いですが、ベンジャミン・フルフォードの情報は、正しい部分もあるかもしれませんが、かなり怪しい。はずれまくるわけです。本当に根拠のわからない情報ばかりで。

それで、確か2年ぐらい前なんですが、NESARAが実施されて、これから本格的に世界経済の転換があるんだと。日まで指定して、それをウィルコックがベンジャミン・フルフォードと一緒になってね、アメリカの大きなメディアの中で告知した。それで、ことごとくはずれるわけです。それに対してクリフ・ハイがめちゃめちゃ批判したんですね。とんでもないと。ウソの情報を流すな!ということで(笑)。

※NESARA(National Economic Security And Reformation Act)
国民経済安全保障改革法。現実に存在した経済改革案が独り歩きし、宇宙銀河連邦がアメリカ政府に要求した改革案として認知されている。現行の悪質な経済システムの変革、宇宙のハイテク情報の開示など、多くの提案がなされる。

※クリフ・ハイ
Web Botの主宰者。Web Botに関しては『五目通信』の概要ページを参照。

西塚 NESARAはいつ実施されると言ってたのですか? それこそグッド式に言えば、バビロニア経済奴隷システムですね。それを崩壊させるということで、2000年代半ばから広まった。2011年前後にもかなり話題になったと記憶してますが…

ヤス 確かね、2013年だったと思うんですよ。期日が指定されてね。それで、いろんな金融機関の高レベルのマネージャーたちがどんどん死んでると。これは、闇の勢力を打倒する影の戦いが行なわれていて、バビロンシステムが崩壊する前兆なんだみたいなことで。

西塚 僕も記事を見たことがあります。死んでいたり、逮捕者が続出してるとか。

ヤス 2013年…2014年かな?ぐらいのとき。今、何が起こっているのか。自殺者や逮捕者が出ているのは、バビロンシステムが崩壊している最中なんだ!と、ベンジャミン・フルフォードが表に出て英語でも日本語でも言って、それにウィルコックが完全に乗っかるような形で一緒にキャンペーンを張ったんですね。それがですね、ことごとくはずれた。その最大の批判者が、Web Botのクリフ・ハイなんです(笑)。あり得ない!と。根拠のないことを言うなと、最初から怒ってるんですね。

それで確か、ベンジャミン・フルフォードがジェフ・レンスの『Rense.com』という、アレックス・ジョーンズほど大きくはないんだけど、『Infowars.com』と同じようなネットラジオがあるんですね。相当、有名です。そこにゲスト出演することになっていた。でも、出なかった。

それは、NESARA云々といったスケジューリング、いわゆるバビロニアの経済システムが崩れるんだというスケジューリングが全部はずれた後だった。それで急きょ、ゲストにピンチヒッターがいないかということで、ジェフ・レンスがクリフ・ハイに出演依頼したんです。で、クリフ・ハイが出てきた。それでめちゃくちゃフルフォードのことを批判した(笑)。ジャーナリストじゃないだろ!みたいな感じで、すさまじかった。

だから、そういう一件もあったので、何だ、ウィルコックは一緒にやってたのかと。それで僕は、けっこう色メガネで見ていた。

西塚 ウィルコックとフルフォードが一緒にやってるというのは、ヤスさんはいつごろから知ってたんですか?

ヤス バビロニアの経済システム崩壊ということを言い出して、ふたりで同時にラジオ番組なんかに出ていた。

西塚 そのころからウィルコックを知ってたんですね。

ヤス ええ、でも、かなり前から知っている。アメリカのいわゆる“アセンション文化”の有力な提唱者のひとりではありますね。だから、“アセンション”ってことだけでも、正直言って、かなりうさんくさいと。まあ、こいつの言ってることは信じるわけにはいかないくらいに見てたんですよ。

それが今回のコーリー・グッドのインタビューを聞いてみて、僕の場合、ウィルコックに対する信頼がちょっと高まったという感じなんですね。ああ、これはまともなインタビュアーだなと。むしろ、実証的な事実を下から積み重ねて、何が起こっているかということを実証しようという性向のある人なんだなという。

C.グッドによって浮かび上がる真実の全体像

西塚 僕は知識がなかったから、そういう見方はしなかったけれども、今回の一連のコーリー・グッドのディスクローズを見ていて、もっともシーズン1だけですけども、僕もちょっと考えを新たにしました。

僕は今まで、相当うさんくさいと周りの人から言われているような人でも、けっこう自分なりにインタビューしたり、取材したりしてきて、ヤスさんにもお話しして、アレはちょっと違うよと言われたこともありましたが、やっぱりですね、おそらくみなさん、断片的には正しいところがあるんですよ。

それで今回のデイビッド・ウィルコックではありませんが、もちろんコーリー・グッドの言ってることが全部とも思いませんが、一応、今までのいろいろな人が話してきた内容、ディスクローズも含めて、全体像を包括できるような内容になっているんですね。

そうすると、ポツンポツンとある情報、ABCといて、Aさんのこの部分はいいんだけども、あとはちょっとわからないなとか、Bさんのここは正しいと思うけれども、他の部分は盛ってるだろうということがあるわけですが、そそれでもポツポツとある真実っぽいものが、たとえばウィルコックは、コーリー・グッドの話によって、点が線になってつながったという言い方をしてますが、僕もそういうふうに思うんです。

僕の場合は、合気柔術とかビリー・マイヤーの話とか、あと半田広宣さんの話も以前ヤスさんにしたと思うんですが、僕なりの狭い、大したことのない取材とか経験の中でも、ちょっとつながりが出てきた。ああ、あれは、こういうことかもしれないというふうに。

何が言いたいかというと、それぞれにみんな何かしらのインスピレーションなり、情報を受けてる人はいると思うんですが、問題は、そこで“我”が出てきたり、それこそ自分のトラウマとかルサンチマンを解消する方向に無意識に行ってしまったり、本当にグールー化しちゃってですね、取り巻きも悪いんだろうけども、ある小さなコミュニティーを作って、そこで閉じていってしまう。

それがだんだん僕は鼻について、離れるというパターンが多いのですが、だからといって、言ってることが全部インチキではないとは思っていました。それが、あらためてわかったということです。

なおかつ、今回で一番重要なのは、今のヤスさんのお話でなおさら確信したんですが、ああいうデイビッド・ウィルコックですらですね、ベンジャミン・フルフォードと組んで、かつてのようなことをやってしまう。それは、そういう重要だと思われる情報があったから、結果としてはちょっと勇み足だったんだけれども、これは本当なのかもしれないと舞い上がってやってしまった。でも、そんなミスは誰にでもある。ベンジャミンさんの場合も、もっとつたないというか、中丸薫さんなどの情報にも感銘を受けたとかどこかで書いてたと思うんですが、ひょっとしたら、ある種信仰に近いような形でワーッと行ったのかもしれません。

ウィルコックはそこまでじゃないだろうけども、でも彼でさえ、これはそうかもしれないというストーリーを描いて、まあ、何と言いますか、その検証をある種怠ってしまうということですね。けれども、彼が優秀ではないというわけではない。そういう意味でも、こういう対談の場も含めて、情報を発信する情報地としてのプラットフォームみたいなものの役割、いろいろな情報に関して検証・討議する場は、これからもますます重要になってくるのかなと思います

だから、振り幅を広くして、いろいろな人にインタビューしたり、取材したりすることは必要かと思います。危険でもありますが、こちらも試されるという意味でも、トライしていったほうがいいという気がしました。

ヤス だから、何があっても信じないということですね(笑)。そういうスタンスであれば、全然いいんじゃないですか。

西塚 そう思いました。こちら側で、これは怪しいから止めよう、あれも怪しいと、振り幅をどんどん狭くしていくと、近視眼的にもなるし、あまりよくないのではないか。よっぽどのものは別ですが、ちょっと…?というものでも取り上げて、その中でひとつふたつおもしろいものがあればいいくらいの立場ですね、そのほうが大局的に感じるものがあるような気がします。もともと僕はそういうタイプではあるんですが、危なっかしいのは確かです。自分でもそう思います(笑)。

今回のコーリー・グッドの話は、あらためてその部分に思い至らせてくれたということでは、個人的には非常に興味深い。まだ途中までしか読んでいませんが。何しろ、すごいディスクロージャーですね。

ヤス そうです。今までディスクロージャーをたくさん見てきて、もちろん全部見てるわけじゃないですが、一番信頼がおけるのは、スティーブン・グリア博士とリンダ・モールトン・ハウだなと思うんですね。彼らの手法はとことん実証的なわけです。下からデータや事実を積み上げながら、何が起こったか解明していくというタイプ。

ディスクローズするぞという人たちを、いろいろインタビューしてるのを見てると、あるパターンが見えてくるんですね。普通の人たちが多いんだけど、ディスクローズする場合は、必ずふたつのレイヤーがある。まず第一に、自分が体験した事実というレイヤーがある。何を体験したのかと。これを淡々と語る。もうひとつは、その上層部のレイヤーで、自分が体験したものを解釈するというレベルがあるわけです。その解釈に関しては、ひとりひとりがけっこうバラバラだったりする。こうなってるはずだとかね、こういうような方向のはずだとか。

その解釈というレイヤーにいたるとですね、ひとりひとりが持ってる個人的な性向というか、傾向というのが極めて色濃く出てくる。たとえば、かなりスピリチュアル性の強い人物であれば、自分の体験したものを自分のスピリチュアルな信念体系に合わせて解釈するわけです。

西塚 思い込みですね。

ヤス 思い込み。ある意味でとんでもない世界観みたいなものを作ってしまう。それが、たまたま多くのビリーバーみたいなものを集めてくると、だんだん活性化するという流れになってくる。そういうディスクローズするような人々に関してもそうだし、やはり何を体験したのか、何を感じたのかというところ、生の体験に関して僕はすごく興味を持ったんです。

スティーブン・グリア博士みたいな人たちというのは、そのへんの違いをかなり厳密に見るわけですよ。ひとりひとりが持ってる解釈というものをできるだけ排除して、何を見たのかという体験だけをとことん追う。リンダ・モールトン・ハウもその姿勢は徹底している。そういう現実と合わせて、論理的に整合性の合う解釈を出していくという形です。思い込みなしでね。その点は徹底していて、信頼がおけるという感じなんですね。

デイビッド・ウィルコックに対して色メガネで見てたのは、ただ事実を集めればいいのに、最終的にはお前の信念体系で解釈してるだろう!というところだった。

西塚 まあ、NESARAがいい例かもしれませんね。

ヤス そうなんです。日本でも特にね、自分の信念体系を証明せんがために事実を蒐集するというタイプがあるじゃないですか? 逆のパターンね、実証的に事実を積み上げるのではなくて。当然、アメリカでもそういう人たちは多いわけだし、ウィルコックもそういう人なのかなと思ってたんだけど、今回のインタビューを見ていて、そうじゃないということがわかった。または、途中まではそうだったかもしれないけども、どこかで決定的に変わったのかなあと(笑)。

西塚 変わったのかもしれません。

ヤス もう、実に実証的です。これからコーリー・グッドの話に具体的に入っていきたいなと思うんですけども、今までもディスクローズする人間は膨大に出てきている。ウィリアム・クーパーにしても、本当に初期のディスクロージャーの大きな突破口みたいな人だったと思いますが、ディスクローズする人たちは、自分たちの体験したものに、どうしても視野が限定されますね、ひとりひとり。

だから、全体像というのがなかなか見えない。それを実証的なデータとか、具体的な事実に基づいて構築しようとしたのが、やはりスティーブン・グリア博士ですね。その結果、「影の政府」とはどういうものであるのか、全体像を何とか描いたわけです。描いたんですが、見えない部分があまりにも多い。でも、描いた。

西塚 彼らの資金源にまで言及しましたからね。

ヤス 資金源まで言った。具体的に。ただ、今回のコーリー・グッドのすごさというのは、はるかにそれを上回るような全体像を描き切ったということだと思います。その描き切った全体像というものは、ディスクローズしたあらゆる人間たちの証言と整合性がとれるだけではなく、なるほど、だからこうだったのか!と、合点がいくんですね。ある意味で俯瞰性を提示しているというところだと思います。信念体系としてではなくてね(笑)。

西塚 だって、グッドの言うことを信じれば、6歳のころから半分拉致状態でですね、強制的にトレーニングさせられてたわけで、12、3歳からトレーニングも本格的になって、17歳からは20年間施設に勤めたわけですから、37歳まで、ほぼ30年間近くそっち関係にいたことになる。

そういった意味では、スティーブン・グリア博士は、おそらく成人してから職員として関わったんでしょうから、ちょっとレベルが違うのかなと思いますね。ましてや、グッドに言わせると、自分と同じような人はたくさんいるはずだからと、呼びかけてるじゃないですか。もっと出てきてくれないかと。あなたたちは、オレが言ってることはみんな知ってるだろうと(笑)。

全データがスノーデンにわたった?

ヤス そうそう。それでね、これは西塚さんが読んだものの、もっと後半部分に出てくるんですけど、自分が何でディスクロージャーで出てこれたかというと、記憶を消去することが無理だったからだと。ほとんどの人たちは、契約期間を終えて市民社会に戻される場合、記憶を白紙化される。だからこの20年間、自分が何を体験したかまったく覚えてない。ただ自分は、すべての記憶を保持している。なぜかと言うと、「直感的エンパス」という特殊な能力を持っているからだと。

西塚 そうですね。IEという。

ヤス 相手の感情に共感することによって、相手の感情がどういうものかということを見抜く。直感的な知覚の訓練を受けていたんですが、そういうものがあったがゆえに、記憶を消去できなかったと言うんですね。

西塚 重要な部分は消去されたかもしれませんが、けっこう残っている。

ヤス ほとんど残ってしまったといいます。それで、消去された人間はどうなるかというと、ものすごいPTSDを抱える。20年間の記憶が全部消去されると、自分の頭の中では理屈として合点がいってても、何かわけのわからないトラウマが出てくる。歳がいくにしたがってPTSDがどんどん大きくなってきて、最終的には統合失調症になってね、かなり重い精神病を患うような結果になることが、基本的に多いと言うんです。

全体的な話をする前に、ひとつおもしろいことがあって、後半の部分の証言にこういうのがありました。こうした一連の「秘密宇宙プログラム」の全体像を全部ばらすんだと。全部、事実を公表するんだと。そのような計画が今、「地球同盟=Earth Alliance」といって、秘密の暴露を積極的に行なうグループによって進められている。それでね、実は(エドワード・)スノーデンが絡んでいる

西塚 ええ、そうみたいですね。

ヤス スノーデンにすでにデータがわたってると。スノーデンの口、スノーデンの手をとおして、いわゆるデータ・ダンプという形ですべての情報が明らかになるというんですね(笑)。

西塚 あと、今年の1月ころのコーリー・グッドの近況を見ると、恐ろしい話じゃないですか。親戚が死んだり、友人が殺されたりしている。要するに、あれだけ読むと脅迫みたいなことが行なわれていて、引っ越さざるを得ないんだと。スノーデンのことも出てましたね。特に経済システムとか金融関係において、世界中の人が怒り狂うような情報を持っている。ましてやUFO情報なんかも持ってるんでしょう。何テラバイトだったか、それこそパナマペーパーのような量。

ヤス そう。経済がどのように操られているかというイルミナティー系の情報のみならず、秘密宇宙プログラム全体像に関する情報すべてが、スノーデンの手もとにわたっている。

西塚 それで、コーリー・グッドが、ヤツらというか、影の政府、影のシンジケートの連中が唯一ミスを犯したのは、そういった情報を一カ所に統合していたことだみたいなことを言ってる(笑)。分散するのではなくて、舐めたのか、傲慢なのか、ひとつにしといたから、そこからごっそり持っていかれた。それが、スノーデンなんでしょうけど。

しかし、もし本当だとしたら、これはとんでもない話ですよ。世界が引っくり返る話です。

ヤス だと思いますよ。

西塚 UFOがいたとかいないとかのレベルの話ではない。

ヤス かなりの情報量だし、日本語で公開されているのは、やっぱり一部なんですね。英語のインタビューや何かがかなりある。

西塚 そうですね、かなり端折ってる感じがあります。でも、よくあれは訳してくれましたよね。Riekoさん?

ヤス よく訳してくれた。あれは大したものだと思う。

西塚 まあ、ヤスさんは原文にあたってるので。

ヤス 『Gaia』で公開されてるディスクロージャーのほかにですね、やっぱりコーリー・グッドは引っ張りだこなんです。あらゆるネットラジオで引っ張りだこ。いわゆる宇宙人系、UFO系のネットラジオ以外でも。あらゆるところで証言している。

西塚 この間、僕がヤスさんからいただいた資料があるじゃないですか、英文の。時間がなかったのでパラパラ見てたんですが、あれは今回の『コズミック・ディスクロージャー』ではなく、それ以前のことを誰かがまとめたレポートみたいなものですね。

ヤス そうです。番組はもう放映されていましたが、デイビッド・ウィルコックが彼を、何だたっかなあ、UFO関係だったか、何かの大きなイベントに引っ張り出したんですね。それでトークショーを行なった。3時間ぐらいかけたトークショー。その中で話されたことの要約なんです。だから『コズミック・ディスクロージャー』の番組にないような内容がたくさん入っています。

そもそもの始まりはオカルト協会

ヤス ちょっとここで、『秘密宇宙プログラム』といったものを説明します。1918年まで遡るんです。何が主体になったかというと、ドイツ人たちのグループなんですね。トゥーレ協会やヴリル協会、いわゆる神秘的なオカルト的な協会があるのですが、ドイツの秘密結社です。そういうところを中心に発達してきたと言うんです。

彼らは、彼らなりのオカルトに基づいた信念体系や世界観を持つと同時に、オカルトを前提にしたサイキックな科学を持っていた。その科学の基礎というのは、現代のわれわれの科学の基礎、いわゆる物理的な世界観をもとにした科学とは基本的に異なっているタイプのものだった。

彼らは、人類を作ったもともとの種族を突き止めるために、古代のエイリアンのテクノロジーがあったと仮定して、古代のエイリアン・テクノロジーの発掘を始めた。それでネパールとか、インドの一部、チベット、中国の秘境とかね、そういうところに派遣隊を送って、エイリアンの古代技術にちょっとでも関係していそうな文書の発掘をした。

これは比較的、よく知られていることですね。そこでかなりの文書を押収したんですが、その中には、古代のエイリアン・テクノロジーに関して記述された文書がけっこう含まれていた。あまりにも高度な内容で解読すらできない。そこで彼らはどうしたかというと、オカルト的な秘密結社の協会では、かなりの数の強力なサイキックな霊媒を抱えていて、その霊媒の力を借りて、地球外生物とコンタクトをとったというんです。それはレプタリアンを中心とするドラコ同盟だった。

西塚 ああ、そっちととってしまったわけですね。

ヤス そっちととって、サポートを受けた。もうひとつはアガルタという地底人。こちらともコンタクトが成功した。この両方のグループと取引が成立して、サポートを受けることができるようになった。そして、古代の異星人のテクノロジーの解読が始まった。

1920年代になってくると、そのドイツ人たちのグループによって、初期型のUFOの反重力エンジンができた。水銀を高速回転させて、反重力効果を生むらしいんですね。でも、反重力効果を生むと同時に、水銀が金に転換してしまう。

西塚 まさに錬金術ですね。

ヤス 錬金術。その金への転換を防いで、反重力効果だけを取り出す方法というのがなかなか見つからなかった。サポートを受けられないかとドラコ同盟に直接コンタクトをとったら、実際に会うことができた。アガルタの地底人グループとも会うことができた。彼らの実際的なサポートを得ることができた結果、1930年代になってくると、地球外に飛び出すことができるような反重力エンジンの開発に成功したと言うんです。これが出発点だった。

ナチズムというのは、トゥーレ協会とか、ヴリル協会とか、言ってみればオカルト的な協会がもとになっているのは間違いない。ナチズムの潮流の大もとはそこにあるんです。特にトゥーレ協会とナチズムとの教義上の連携はかなり深い。ただ、トゥーレ協会にしろヴリル協会にしろ、彼らはまったく違ったアジェンダを持っていて、実はナチス政権を利用していた。

ナチス政権を擁護して、ドイツが第二次世界大戦で勝利するように後押しするような関係ではまったくなかった。ナチスが政権をとったときに、彼らはドイツのさまざまな研究所とか、工場とか、または資金源として、国家機関をうまい具合に有効利用して、自分たちのアジェンダを実現しようとした。

彼ら、ドイツ人たちのグループのアジェンダは何かというと、各惑星にまず植民地を作ることだと。そして、「古代のビルダー種族」の血を引く優秀な血統のドイツ人、このドイツ人の植民地を全惑星に広げることだった。それで1930年代の後半になってくると、ドラコ同盟の許可を得て、月の裏側に領地をもらって、小さな月面基地を作った。同時に火星にも基地ができた。

彼らは、ドイツが戦争に勝利するかどうかはまったく無関心。むしろ彼らが持ってる最先端のテクノロジーを、ナチス政権に悟られることを怖がったらしい。その後、ドイツが負けることがはっきりして、自分たちの拠点を安全な地に移すことを計画した。そのときにアガルタの地底人が、南極の地下にある古代遺跡を指定して、ここに全施設を移すべきだと言った。

その結果、ドイツ人グループが持っている最先端のテクノロジーは、すべてそこに移された。その後、ナチス・ドイツは崩壊する。そして1947年に、「ハイジャンプ作戦」というのが行なわれるんですが、これは本当に歴史的にある。アメリカを主体とした旧連合軍がですね、どうも南極にナチスの残党がいるのではないかということで、今は南極の大規模調査のための出動だったということになってますが、実際はナチスの残党狩りだった。

しかしながら、ハイジャンプ作戦で南極に接近したとたん、わけのわからないハイテクのUFOがたくさん出てきて、部隊が攻撃されるた。はっきり言って連合軍はボロボロになって戻ってくるんですが、問題はその後なんです。

ドイツ人たちのグループが何を考えていたかというと、月の裏側に基地がある。火星に基地があると。ただ、自分たちが持っているマンパワーがあまりにも限られてる。自分たちのアジェンダを広げるために、各惑星にインフラを建設したいんだけども、マンパワーが徹底的に足りない。資金も足りない。それで、アメリカを引き込むことにした。アメリカ政府にアプローチしたらしいんです。

自分たちは、こういうテクノロジーを持っているグループである。ぜひ、一緒にこのアジェンダを共有して、協力してくれないかと。当時はトルーマン政権からアイゼンハワー政権に移行する時期だった。トルーマンはびっくりして、そんなことに協力できるわけがないと拒絶反応を起こしたので、引き込むことができなかった。

1952年に、ワシントンDCに膨大なUFOの大群が出現した事件があるんですが、これは本当にあった歴史的に有名な事件です。あの事件を引き起こしたのが、実はそのドイツ人たちのUFOなんだと。自分たちが何ができるのかということを明らかにして見せたわけですね。

トルーマンらトルーマンらのほうで、1947年のロズウェル事件、いわゆるUFOがクラッシュして、中から異星人の遺体やなんかを回収して、リバース・エンジニアリングをやろうとしてたんだけど失敗した。だから彼らも、異星人が存在しているという知見は持っていた。でも、こういう情報が世間にバレることを極端に恐れたんです。パニックになるので。

ドイツ人グループは、同時にアメリカの主だった企業にもアプローチをしていた。まず、大株主になって企業の役員会に潜入するんです。そして自分たちのプロジェクトに協力するように、ビジネスの案件として契約を迫った。われわれはこのくらいのテクノロジーを持っていると。それで、あなたたちのマンパワーとそれなりの産業技術を提供してほしいと。

するとアメリカの主だった企業は、こぞって参加表明をする。それが、「惑星間企業複合体」ということなんです。

西塚 ICC(Interplanetary Corporate Conglomerate)ですね。

ヤス ICCの出発点。企業の説得は実に簡単だったと言います。ある程度ICCの中核ができ上がって、今度は軍産複合体に近づいて、彼らをこちら側に取り込んでいく。そのときのエサにしたのが、ドイツ人グループが開発したUFO技術。でも、全部は公開しなかった。1930年代初頭くらいまでの初期型のUFOを公開したらしいです。これをやると。あとはお前たちで自由に発達させろと。これが、われわれの最先端技術だということで、10年ぐらい前の古い技術を公開した。

軍産複合体は、それでリバース・エンジニアリングを重ねていき、彼らなりの技術を開発していった。それが、ダーク・フリート(Dark Fleet=闇の艦隊)とか、ソーラー・ウォーデン(Solar Warden=太陽の監視人)とかの軍産系の企業連合体のもとになった。

西塚 そう考えるとですね、何というか、構図は変わらないじゃんと思っちゃうわけです。つまりグッドの話が事実だとして、地球上ではいまだに陰謀論というレベルで言っている。オバマなんて何もできないよと。裏で軍産複合体なりの、われわれの目に見えないドンパチがあるんだとかいった話に、いまだ終始してるのに、さらに宇宙でですね、ICCというものがあって、すでに宇宙全体が産業化されていて、その中でまたシノギを削っているみたいな話になると、世界が聞いたらドヒャーッってな話ですね。

だから僕は、そこはスピリチュアルな精神論になってくるので、今日はそこまで話すとややこしくなるので言いませんが、基本的なことは変わってないという立場で、いわゆるビリー・マイヤー的な“創造”というものに対する帰依といいますか、結局はそこに立ち戻らざるを得ないのと思うわけです。要するに、規模を宇宙にまで広げても、またそんなことになっているという話。

まあ、日本で言えば、かつてのリクルート事件でも裏金が動いたり、今の舛添は何だ、あいつは?みたいなことが、規模は違うけれども宇宙レベルでもあって、それをコーリー・グッドがバラそうとしているという図ですね。僕はそれでいいと思います。ただ、あまりにも突拍子もない話に聞こえるから、ついそんなことはないだろう!と思ってしまいますが、要するに構図として捉えると、そういうことはどんなレベルでもあるということですね。

今の世の中では、いやあ、お上はちゃんとやってくれている、政治家はちゃんとやってくれてるから、まかせておけばいいんだという人たちが、いまだにいるという状態。そういうマインド自体をそろそろ打破していかなくてはならないという問題が重要なのかなと。

だから、ヤスさんが“個”だと言う意味もそこにあって、自分は個なんだ!と目覚めれば、こうした情報もですね、本当なのかどうか、個の判断として出てくるわけです。たとえばコーリー・グッドのような話にしても、ある意味、試金石みたいなもので、今までの自分の経験値や世間の常識によって、狭いところに囚われていたということが炙り出される可能性があるという意味でも、あったほうがいいと思う。

だから、いかに頭を柔らかくして、判断を保留して、可能性として取り入れて、検証していくかということですね。その知力というのか、洞察力というか、いわゆるリテラシーがすごく大事なんだと思う。

グッドの話も、極端に言えばその材料でいいくらいだと僕は思う。ちょっと暴論ですが、もっとも僕の個人的な興味としては最大級のものですけれどもね。なぜそんな言い方をするかというと、たとえばそういう話をカミさんでも誰でも、ちょっとすると、それ信じてるの?と言われて、いや、信じる信じないではないんだよと言うんですが、これがなかなか伝わりにくい。このニュアンスは。

それは要するに常識という名の、ちょっと言葉は悪いですが、ある種洗脳された人たちがいかに多いかということでもあり、ちょっと突拍子もない、常識からズレたようなことを言うと、あ、カルトだ!新興宗教だ!オカルトだ!イッちゃってるよあの人は!となる。これがまだ強いんだと思います。

僕は昔から言われ慣れてるから構わないんですが(笑)、それは意外と分厚いシールドで人々の感性を覆っていて、なかなか突破されないのかなと。

ヤス いや、おっしゃるとおりだと思います。僕は一応、コンサルタントとしての仕事もやっていますが、いくつかの会社で「非常識研修」というのをやってるんですね。

西塚 おもしろそうですね。

ヤス 何かというと、常識の枠をいかに突破するかという練習なんですよ。

西塚 本当ですよ。

ヤス 常識を信用して飯が食えるのか。食えないだろうと。例証として、常識を信用していった企業とか、常識に基づいて判断をしていった人々が、いかに食えなくなってるかということを紹介する(笑)。

続く

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