だるまさんこちら向かんせ世の中は月雪花に酒と三味線…とまあ、こういきたいものです。

異世界?

毎夜の仕事と酒とオリンピックで早一週間。オリンピックみたいなバカでかいイベントにはくだらないことも多いが、出場してる選手たちを見てると、人間はこんなことができるのかと驚くことも多いね。大したもんだ。身体的な能力もそうだが、やはりメンタルな部分が重要であることがよくわかる。でも内村クンの鉄棒の落下には誰もがアッと思ったに違いない。彼のコメントがふるってた。原因がわからないってのがいい。あると思ってたところにバーがなかったって言うんでしょう。なるほどね。誰にでもケアレスミスはあるとかいう一般論はわかるが、内村ですよ。これはバーがどこかに行っちゃったに違いない。そう思うほうが私としては納得がいく。なんせ世界中の人間の意識が注いでいるんだから、何が起きても不思議ではない。

それでも個人総合で金。エピソードのように紹介もされていたが、負傷した同僚への個人的な気持ち、思いが、彼をして本来のもしくはそれ以上の能力を発揮せしめた。素晴らしいじゃないですか。

のっけからただのオヤジの意見になってるが、またたしかにただのオヤジだが、記事が一週間あいた言いわけをするのが恥ずかしいからごまかしてるだけだ。前回ちょっと飲んで記事を書いてみたはいいが、どこか感傷的だったような気がして、やっぱ飲まないで書こうなどと思ったら案の定時間が過ぎた。できるだけ意識的に書こうとはするのだが、私の場合、いつもではないが、酒を飲むとつい情が出てくるというか、客観性が鈍磨するというか、智に働けば角が立つし、情に棹させば流されるというか、とかくこの世を生きにくくしてるのは自分です、ハイ。

オリンピックといえば日曜日もクレー射撃を見ながらギャーギャー言ってたのだが、カミさんがふと、あんたもあそこでピョンと飛んで撃たれちゃえば、とか言いやがった。愕然としたね。カミさんが私に吐く数々の暴言の中でもベスト3に入るのではないだろうかと客観的に思った。大体からしてカミさんとはつまらないことでことごとく合わないことが多い。白菜の漬物は私は茎のカタいところが好きだがカミさんは葉っぱ。煮物でも私はじゃがいもとか人参だがカミさんはこんにゃくとか肉。居酒屋の煮込みでも私は豆腐だけを頼むくらいだが、カミさんはもちろんモツ。ポップコーンでも普通のものが好きだが、カミさんはあの丸っちいモサモサしたわけのわからないヤツ。うどんでも私は関東の醤油っぽいツユがいいがカミさんは関西ふうのダシ系。まあ、ガキのころの生活環境にもよるんだろうが、本当に違う。別にお互い徹底的に相手の好物がキライなわけじゃなくもちろん食えるが、好みはきれいに分かれる。食い物に限らず服のセンスやデザインの好みも違う。

なんでこんなに違うのだろうと不思議に思い、逆に何が一致してるのだろうと話しあったら、お互いにつき合う相手は酒が好きなヤツに限ると思ってたことだったことが、串焼屋で酒を飲みながらわかった。まさかそれだけだとは思わないが、基本的に人の好みは一致しないものだと思っていたほうが無難なようだ。だから合わせることも否定することもないね。それに食い物に限って言えば、残らないから無駄がない。

なんかヒジョーにくだらないことを言ってる気がしてきた。

そういえば、『日月神示』の研究でも有名な中矢伸一氏が発行してる会報誌に気になる話が載っていた。もうすでに有名な話で私が知らなかっただけかもしれないが、ある人物が異世界に行ったかもしれないという話だ。

なんでもそいつは京都のある中庭のあるマンションに住んでいて、ある日、中庭に出たら異様な頭痛とめまいを感じて気絶する。気がついて外出するのだが、何かがヘンだ。抜粋する。

 

マンションの廊下を通って、コンビニに向かうんだけど町内会の掲示板がある。
そこに目をやると違和感を感じた。見てみるとなんだか脈絡のない文書ばっかりなんだ。
ア活めるゆフィ柿のさと
とか日本語をごっちゃ混ぜにした文書が書かれてる。
掲示板に張られている紙が全部そんな感じ。
政治家のポスターなんかも政治家の顔写真に
へつ下のイ目はタイ燻ら當兎
(タイの次の字はこんな見た目だった。政治家の顔は誰が知らんけど普通)
俺はまた???ってなってとにかくコンビニに行こうとマンションを出た。
マンションを出て道を挟んだらすぐにコンビニがある。
で、マンション前の道路で信号待ちをしてるとやっぱりおかしい。
コンビニの看板やマンションの横は花屋なんだが、花屋の看板もおかしい。
花屋はヤ母イ
とか、コンビニは
イイ目だ
とか書いてある。
通行人とか車はいるんだが、そっちは普通。とくに変わったところはなかった。
コンビニに入ると
アヨダナマーリッサー
的な声を店員が発した。
本棚に向かうと本の表紙の文字もおかしい。掲示板と一緒で日本語をやみくもに並べた感じ。
で、段々と怖くなってきてなんとなく携帯電話を取り出した。
携帯電話は圏外。メールとかは今まで通り普通の日本語。
本棚以外の商品とかをみてもわけがわからない日本語の羅列。
さらに怖くなってきてコンビニを出た。
俺が異世界に行った話をする』より

 

このあと、病院に行ったり警察に連れて行かれたりするのだが、ことごとく言葉が通じず、途中小さい白人の子どものようなヤツが出てきて、脳をいじられたりした他、いろんなことをされるのだが、味方の医者のような人物も現われて、あなたは異世界に来てしまったというようなことを言われる。我々が存在している普通の世界のそばにそういった異世界があり、そいつはそこに紛れ込んだというのだ。結局はその医者によってもとの世界に戻されるのだが、そいつは現実の世界では4カ月行方不明になっていたらしい。それが今年の 6 月の話。

まあ、何かの夢でも見ていたのか、まったくの創作である可能性が高いが、その臨場感というか内容は、もし創作ならなかなかの才能の持ち主のようだ。ヘタな SF 小説より面白い。また個人的には、中矢氏がこの話を会報誌に取り上げていたことが興味深かったわけだ。伏線もあって、中矢氏が体験した憑依現象の話の流れで、世の中には否定する人も多いが、憑依現象や霊現象というものは本当にあるものなのだという論調を捕捉するために取り上げたと思われる。

その後、中矢氏はパラレルワールドの存在に関しても言及するのだが、いずれにしろ先の話はちょっと面白かったので紹介した。パラレルワールドに関しては、ゼランドによる解釈を自分なりに敷衍させた考えがあるのだが、またの機会に書いてみる。

他にも紹介したい話があるが、今はあまり時間がないので、早い時期にまたアップします。

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